水爆の放射性廃棄物で新たな太平洋の核汚染リスク

太平洋の放射能汚染といえば福島第一の汚染水排出と思われがちだが、すでに忘れ去られようとしていた水爆実験の放射性物質を閉じ込めたはずのコンクリートドームが水没し、放射能漏れを引き起こしている。

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副作用を低減する放射線治療計画アルゴリズム

放射線治療における副作用とは被曝による生体効果に他ならない。ピンポイントの放射線治療や重粒子線照射など先進医療を除けば、一般の治療で使われる放射線照射では副作用(被曝)のリスクは決して低くない(無視できない)。治療を受ける患者の肉体的・精神的負担は大きいため、副作用を低減することが強く求められている。

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Zn-DTPA〜超ウラン元素体内除去薬で救われた”Atomic Man”

ハンフォードの核施設はマンハッタン計画で長崎型原爆のプルトニウム製造に始まりプルトニウム製造拠点となった。現在は閉鎖されているが、放射能除染が行われたが地下水の核汚染で周辺住民に健康被害をもたらした。また施設内では危険なプルトニウム精製過程で何度か被曝事故も起きている。

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ハンフォードB炉の歴史〜プルトニウムと物理学者の深い関係

環境汚染のリスクがあるにもかかわらず、核施設は(皮肉なことに)美しい自然環境につくられる。例えば米国のオークリッジ核施設(4つの施設の中の一つX-10が現在のオークリッジ国立研究所)はテネシー州スモーキー国立公園の近くの緑豊かな丘陵地帯にあった。緩やかな傾斜の山林は日本でもよく見られる地形で親しみやすい。この一帯は米国で最も自然環境が保存されていると言われるが、実際に田舎道で車が渋滞している時は大抵、野生のクマや鹿が道路を横切る時である。この美しい風景がかつて原爆製造拠点だったとは想像がつかない。

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核兵器と核爆発の知識〜知らないでは済まされない現実

北朝鮮のミサイル発射問題に呼応して国内でも核兵器や爆発に備える記事が目立つ。しかし唯一の原爆被害国でありながら、もしくはその結果としての核アレルギーのためか、一般には米国では常識とされる核兵器や核爆発に対する理解が低い。

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セシウムボールに関する論文の波紋〜線量計測値公表には注意が必要

一方では国内でもセシウムボールが事故直後の原子炉の状態を知る上で、手がかりとなるため研究発表が相次いでいる。ここでは些細な表記上の間違いが元でメデイアがパニックになっているセシウムボールを(注1)含む高線量放射性粒子に関する論文Science of The Total Environment, 607-608, 1065 (2017))を紹介する。なおセシウムボールについては本コラムの記事「セシウムボール」を参考にしていただきたい。

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火球のメカニズムが解明される〜プラズマ科学と加速器科学の意外な接点

火球とは雷雨の最中に目撃される球状の発光体で、そのメカニズムは謎に包まれていた。中国の浙江大学の研究グループによれば火球の正体は稲妻の発生による電磁波で形成されたプラズマ球であることがわかった(C. Wu, Sci. Reports online June 26, 2016)。

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トリチウム分離は本当に不可能なのか

トリチウム汚染水の貯蔵タンクが満杯になり海洋投棄が目前に迫っている。ALPSはトリチウム以外の放射性核種を除くことはできるが、トリチウムは覗くことができない。またどの様な手段でもトリチウムは除去できないとされている。一方、トリチウム(T)はデユーテリウム(D)と核融合反応の燃料に使われる立派な資源でもある。したがってもし分離が可能であれば、取り出して将来のエネルギー源に使えるはずである.

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