放射線防護に効く自然食品とは

福島第一の事故のニュースは世界中を駆け巡ったが、原子炉による汚染ばかりでなくウクライナ問題や中東での戦争のリスクが高まると局地的な核使用もリスクとして考えざるをえない。そんな中で放射線被爆を防ぐ(というより被爆後の健康被害を抑える)自然食品が注目されている。まゆつば物も多いと思うかもしれないが科学的に検証されている幾つかの食品を紹介する。

  

アップル・ペクチン

チェルノブイリ事故の後、医者や研究者が被爆の効果を極小にする方法を模索した結果、アップル・ペクチン(注1)が効果があることを見出した。64人の幼児に15-16%のペクチンを投与した結果、平均で62%のCs137が減少したとされる。

(注1)リンゴの皮に含まれるペクチン。デトックス効果があるとされサプリメントが出回っている。

1996年から2007年まで160,000人のベラルーシの幼児に18-25日に渡っってペクチンを含む食品が与えられた。その結果、幼児のCs137線量が30-40%減少した。

 

ヨウ化カリウム

原子炉の事故対策として周辺の住民のI131の被爆を防ぎために配られる物質だが、摂取に際して幾つか頭に置くべきことがある。

①ヨウ化カリウムは呼吸によって取り込まれたI131に有効であるが事故後数時間内に摂取する必要がある。

②I131が体内に呼吸で取り込まれてから1-2時間以内であれば甲状腺に取り込まれるヨウ素の90%を減らすことができる。

③4時間後の摂取では大部分の効果が失われる。(従って緊急時のためには事前に配布されていることが望ましい)

④12時間後では効果がほとんどない。

錠剤の効能は24時間なので汚染レベルが下がらない場合は持続的な服用が必要となる。(ただし摂取しすぎると癌の発生確率が逆に高まる恐れが出る)

 

ビタミンC

福島第一の作業員の被曝に際して大量投与の効果があったとされている。被爆した作業員に25gのビタミンC(注2)が投与された後、癌発生のリスクが高まる被爆とはならなかった。

(注2)点滴によるビタミンC大量投与は癌治療の一つで、免疫性を高める効果がある。肝炎の治療にも使われる。

 

このほかにもニンニク、生姜、味噌、ビタミンD3、アメリカ人参、イワベンケイ、イチョウ、レイシ(きのこの一種)、冬虫夏草などの効果があるとされている。

自然食品の除染能力は麻が知られている。また土壌にCs137がトラップされて米が汚染を免れたという。自然の力に人類の不祥事の始末を任せるのも無責任な話であるが、その力は侮れない。

 

 

 

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