電磁波に起因する癌発生について〜米国国家毒性プログラム(NTP)報告書

NIHの米国国家毒性プログラム(NTP)が発表した報告書によると、2Gおよび3G携帯電話で使用されるような高レベルのラジオ周波数電磁波(RF)に曝露された雄ラットが癌性心臓腫瘍を発症した。

 

また、雄ラットを暴露した脳および副腎の腫瘍の証拠もあったが、雌ラットおよび雄および雌マウスで観察された癌がRF波への曝露によるかどうかについての証拠は確かではない。

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Credit: edition.cnn.com

 

NTPの担当者によれば、この研究で使用された電磁波曝露は、人間が携帯電話を使用して経験する曝露と直接比較することはできないという。研究では、ラットとマウスは、全身にRF波を照射したが、人間の場合は電磁波は局所的な照射されるからである。

研究で使用された最も低い曝露レベルは、現在携帯電話ユーザーに許容される最大局所組織曝露量に等しい。この電力レベルは携帯電話の使用ではめったに発生しない。研究で使われた最も高い曝露レベルは、許容される最大出力レベルの4倍高かった。

NTPのこの研究は10年以上を要し、2Gおよび3G携帯電話で使用されているRFを曝露された動物における健康影響の最も包括的な評価となった。 2Gおよび3Gネットワ​​ークは、研究が計画されたときの標準であった。

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Credit: cancer.gov

 

この研究のために特別に設計され整備されたチャンバに動物を収容し、RF照射は、ラットでは子宮で、マウスでは5〜6週齢で開始し、2年まで、または自然生存期間の大半を継続した。 RF照射は、10分オンと10分間オフの断続的であり、毎日約9時間であった。 RF照射レベルは、ラットで1.5〜6ワット/ kg、マウスで2.5〜10ワット/ kgの範囲であった。

報告書はこの研究では、Wi-Fiまたは5G-RFは含まれないが、5Gは、調査したものとは劇的に異なる可能性が高いとしている。米国では発癌性化学物質や放射線による発癌発生の研究に対して10年スケールで予算がつく。単年度会計では癌とこれらとの因果関係を決定づけることができないからだ。

公害や毒物と癌発症の因果関係の研究には少なくとも5年以上の継続研究が必要なので、一部の研究予算は単年度会計から除くべきだろう。

 

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