長期間のオゾン暴露による健康被害〜高原治療は逆効果?

デューク大学(米国)とヨーク大学(英国)の研究チームによる新しい研究では、世界の3つの主要地域における長期オゾン曝露による健康負担を定量化するために、長期オゾン曝露と以前に報告された疫学的結果を推定する新しい方法を利用した。

 

この研究で、2015年にヨーロッパ、米国、中国で266,000(186,000-338,000)の自然死でない死亡した人がオゾンに長期間暴露された効果を調べた結果、周囲のオゾン暴露と健康被害を結びつける疫学的および毒物学的証拠が得られた

(Seltzer et al., Environmental Res. Lett. Online October 11, 2018)。

過去の研究の多くは、短期的な影響に焦点を当てていたが、長期的なオゾン曝露が呼吸器疾患による早期死亡率の増加との相関が確認された。研究チームは、長期オゾン曝露を推定するために、米国、欧州、中国の地上ベースのモニタリングネットワークからの2015年のデータを使用した。

 

最新のACS CPS-IIコホート分析を使用すると、長期のオゾン暴露に起因する健康への影響がより高くなる。また、長期間のオゾン暴露と心臓血管死亡率との関連に因果関係があることがわかった。

最新のACS CPS-IIコホート分析の結果から、3つの地域で、オゾンの季節的サイクルおよび地域分布がも考慮されなければならないことがわかった。

昔から肺や気管支の病気では高原のサナトリウムで長期療養が処方されてきた。多忙な現代社会では時間的に余裕のある富裕層に限られるこの療法が一般に浸透しなくて良かったようだ。オゾン効果も放射線効果である。紫外線照射量の増加と関係があるとすれば、高地での長期生活はより危険になったとしたらホルミシス同様、度を越したために閾値を超えたということなのだろうか。

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