塩素とUV光による都市排水の再利用

パーデユー大学の研究チームは、塩素と紫外線で水を無害化する方法を開発した。飲料水不足や健康被害をもたらす汚染水の地域で、廃水の再利用が可能になると期待されている。

 

研究チームは、水汚染物質の代表格であるアンモニア由来の有機化合物であるアミンを選択的に分解して解毒する方法を開発した(注1)。アミンには、ヒトおよび他の動物に有毒な多数の化合物が含まれる。

(注1)同様の塩素とUV照射による処理は他の研究グループも成果をあげている[1], [2]

 

気候変動と人間の人口の増加で、水の再利用の必要性が高まっている。効果的で選択的な水処理方法の必要性が高いが、現実にはフイルターや塩素消毒など旧来の手法が主流で、これらに代わる新しい方法が望まれていた。

 

water 10 00797 g005

Credit: mdpi

 

開発された新規の方法は、アミンの選択的分解が可能になる。事前の塩素化は、アミンを活性化してその後のUV照射で化合物の分解および毒性の低下を促進する。紫外線照射はこれまでにも消毒に使われてきたが、塩素でアミン化合物を標的とする水処理技術は新技術である。

 

1 s2.0 S0043135417302105 fx1

Credit: sciencedirect

 

灌漑から飲料水までの用途のため都市排水の再利用は、水資源危機を解決するための有効な手段となると期待されている。

You have no rights to post comments

スポンサーサイト

Copyright© 2013.   放射線ホライゾン rad-horizon.net   All Rights Reserved.