赤外光を可視光に変換する光子アップコンバージョン技術

コロンビア大学とハーバード大学の研究チームは、可視光を赤外線エネルギーに変換する化学プロセス(触媒)の開発に成功し、高強度の光照射による損傷なしに生体組織や他の物質に侵入できるアップコンバージョン技術の開発に成功した(Ravetz et al., Nature 565, 343, 2019)。

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ラジウムと放射線の歴史を振り返る

自然科学の大半が古い歴史を持つのに対して、放射線の発見は意外に新しいのは「目に見えない」ことが理由のひとつだろう。X線が1895年の12月にドイツで発見されてから、放射線の歴史は活発に動き出した。

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電離放射線によるDNA損傷修復のメカニズム

電離放射線の影響でDNAが損傷すると、分子生物学を駆使してゲノムを保護し、修復するのに必要な多様な細胞修復が正確かつ時間通りに行われる。SOG1呼ぶ「マスター遺伝子」がDNA修復のために指令を出す「監督」として働き、植物細胞の様々な遺伝子と協力して効果的なDNA損傷を修復することは知られていた。しかし、どのような特定の遺伝子が直接修復作業にあたるのか、そしてSOG1がそれらと相互作用してDNA損傷応答を「監督」する方法は明らかではなかった。

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ニホニウムに続け〜未知の同位体は4,000

チェルノブイリや福島第一事故によって、放射性物質の印象は明るい未来を託す存在ではなくなったが、今日様々な分野で利用されていることは忘れてはならない。医学では、日常的に疾患の診断と治療に使われており、農業では照射は、農作物の品種改良に欠かせない。考古学では、同位体の存在比で正確な年代測定が可能になった。

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求められる5G認可の根拠(安全性)の公開〜商用化の前にやるべきこと

ソフトバンクに起きた接続障害はソフトウエアによるものであったが、多くの利用者が被害を受けた。筆者のスマートフォンは4G表示がいつのまにか3G表示に切り替わったが、電界強度が低すぎて通話はできなかった。現代社会が4G高速通信の恩恵を受けていることが認識された瞬間だった。その4Gの次の規格が5Gである。

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ハイコントラスト陽子線イメージング〜陽子線治療の新展開

ドレスデン工科大学の研究チームは、磁気共鳴映像法(MRI)と陽子線を組み合わせることで、正常細胞への影響が少ない粒子線癌治療法を開発した(Schellhammer et al., Phys. in Medicine & Biol. online Nov. 22, 2018)。

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光ピンセットが書き換える量子力学

Optical Tweezer(光ピンセット)と呼ばれる微小粒子を操作ができる集束レーザービームは、1970年にアーサーアシュキンによって考案され、その仕事でアシュキンは2018年ノーベル物理学賞を受賞した。しかしそれでも光ピンセットの真の意味は一般にはよく知られていない。光ピンセットは粒子操作ツールだけではなく、量子力学の理解を深め、原子を構成する粒子の観点から自然を説明する理論としての意味を持つからである。

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電磁波に起因する癌発生について〜米国国家毒性プログラム(NTP)報告書

NIHの米国国家毒性プログラム(NTP)が発表した報告書によると、2Gおよび3G携帯電話で使用されるような高レベルのラジオ周波数電磁波(RF)に曝露された雄ラットが癌性心臓腫瘍を発症した。

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