X線で投与制御する薬剤ナノバブル(リポソーム)

リポソームは生体中のナノバブルである。薬剤をカプセル化するために薬理学で一般に使用されている。薬物を充填したナノバブル外壁をX線によって破壊し局所的な投与を行う新しい治療法が提案され、初期の試験では、この技術が腸癌細胞を死滅させるのに非常に効率的であることが示されている(Deng et al., Nature Comm. 9:2713, 2018

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福島第一汚染水の行方

日本の東京電力ホールディングスの福島第一原子力発電所では、汚染された水などの貯蔵タンクの数が増加し続けており、さらに多くのタンクのスペースが限界に近づいている。未解決の課題のなかで重要なものは、処理水の処置やトリチウム水を取り除く方法がまだ決まっていないということである。政府と東京電力は、トリチウム水の処分について早急に決断をせまられている。

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雷によるγ線発生メカニズム

雷で高エネルギーX線(γ線が生成されるという報告が相次いでいる。ユタ州西部の砂漠にある、宇宙線を観測する望遠鏡アレイは、地球の大気と衝突する高エネルギーの粒子を検出する。宇宙線は数分ごとに500個以上が検出されている。

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放射線照射療法の細胞外マトリックスへの影響

癌治療患者の約半数が放射線治療を受けるという統計がある。特に日本では標準療法(外科手術、化学療法、放射線療法)が主流となっており、様々な非標準療法が提案されているが多くの病院では実施されていないのが現状である。

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福島第一氷壁の国際的な評価

福島第一の原子炉建屋に流れ込む地下水が汚染されて太平洋に流れ込むのを防ぐため氷の壁を建屋周辺に作る発想は独自性の高いものであった。その評価は海外でどのように捕らえられているのであろうか。以下にロイターの氷壁工法に関する記事を紹介する。

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ピカソの青の時代の絵画に隠された真実〜ポータブルXRFイメージング

ピカソの青の時代とは1901-1904年のピカソが親友であるカサジェマスの自殺に衝撃を受けて青色を基調とした暗い色調の悲しさに溢れる作品を送り出した期間のことである。その青の時代の代表作である"La Miséreuse accroupie"(かがみ込む女)と題された絵画の背景に別の作者の絵画が隠されていることがノースウエスタン大学の研究チームによって明らかになった。

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自己修復効果を持つ複合酸化物の放射線損傷

物質の放射線照射では欠陥が生成されるため機会的強度を低下させるとして、原子炉容器の材料にとっては深刻な問題となることが多い。ロスアラモス国立研究所の研究チームは、酸化物への放射線照射が拡散を増加させて欠陥が自己修復する現象を見出した。(Perriot et al., Nature Comm. 8:618, 2018)。

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放射線治療の後遺症(難聴)にHGF発現とc-Met活性化が関与

放射線治療は癌細胞のみを死滅させるとされるが、実際には個人差により異なる様々な副作用が存在することは事実で、多くの患者が治療後の後遺症に悩んでいる。つまり放射線治療は正常な細胞にも少なからぬ損傷を与える。後遺症をなくすための研究で腫瘍の増殖に関与する分子経路が明らかにされた。

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