ワイドボデイ機ー競争のもたらすもの

 日航機墜落では500人以上の犠牲者が出たが、犠牲者の家族には事故調査報告に納得できない人たちもいる。墜落の原因は垂直尾翼の脱落と油圧系統の破壊であるが、その直接の原因は圧力隔壁の修理ミスによる、破壊とされている。様々な説が飛び交う状況は30年後の今でも変わっていない。ここでは500人という座席数を可能にした、ワイドボデイ機のBoeing 747以降の展開と、新興航空会社の戦略が将来、与えると思われるインパクトについてかきたい。

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スーパーセル

 最近、米国の竜巻が専売特許であったカンサスから南下して来ている。中西部の突風は有名で、Windy Cityの異名をとるシカゴの高層ビルでしばらく景色を楽しんでいると、空が鉛色になりはじめると、すぐにあたりは真っ暗になり、雷が鳴りだす。高層階では雷の閃光が水平に走るのが眼前に見える。圧倒的な迫力である。またシカゴ郊外にあるアルゴンヌ国立研究所のAPSの中には、Tornado Shelterとかいた部屋が目につく。実際にはトイレなのだ。何故、Tornado Shelterと呼ぶのかは誰も答えてくれないが、中西部の人たちにとってTornadoは身近な存在のようだ。いまでは南下してテキサス州でも被害が出ている。

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F22のあっけない最後-ラプターがゾンビになる日

 読者の皆さんは米国が誇る最新鋭のステルス戦闘機F22 "ラプター"をご存知と思う。ラプターはロッキードマーテイン社とボーイング社が共同で製作してYF22として試作機コンペにおいて、対抗馬のノースロップ社のYF23(注)と激しい競争の末に、より先進的で性能的にも優れていたYF23を差し置いて採用された。軍用機の採用には試作機がつくられるのはこれまでのやり方だが、米政府はYF22とYF23の試作機製作に38億ドルを費やした。写真は世界一美しい戦闘機とされる悲運の傑作機YF23。

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カメラとレンズの深い関係−知らずに使うと大変なことに

 以前の記事で、カメラに搭載されている画像素子(イメージセンサ)は一眼レフタイプでは35mmフルサイズCMOSセンサー、APS-C(注) CMOSセンサー、ミラーレスタイプではAPS-CとAPS-Cより小さいCMOS・CCDセンサーが使われていることを説明した。一眼レフタイプ、ミラーレスタイプではレンズが交換できるが、レンズセットを購入した人のほとんどはレンズを交換しないで使っている人が多いようだ。そこで、レンズを付け替えるための参考になるように、一眼レフレンズについて説明する。一眼レフレンズはスペックが明記されていて、メーカーが異なってもレンズに互換性があるはずだ、と思い込んでいる人はいないだろうか。

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Inmarsat-引き継がれたIridiumの志

 イリジウム(iridium)計画は失敗だったが構想は素晴らしかった。モトローラ社のプロジェクトで、高度780kmの低軌道上を周回する66基の通信衛星を打ち上げ、15カ所程度に地球局を設置して、地球上のどこからでもデータ、音声通信ができるようになるはずであった。当初は衛星の数が77個であったため原子番号z=77のイリジウムにちなんでイリジウム計画と呼ばれた。事業としては失敗であったが、アイデアは(テスラの考えた世界システムのように)画期的であった。下の写真がイリジウム衛星である。

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消えた旅客機の足跡—ACARSと衛星通信

 クアラルンプールから北京に向かう途中のマレーシア航空のMH370便の行方不明は航空機事故史上、極めて特異な事件である。もちろんいまだに航空機の残骸は見つかっていない。当初は消息を絶って間もなく海上に墜落したと考えられていたが、疑問は航空機の位置を送信するトランスポンダーが消息を絶ったときに切断されたことである。もちろん墜落すれば途絶えるであろうが実はACARSという航空無線によって、消息を絶ってから少なくとも4時間は飛行を続けていたことがわかったこと、さらに衛星通信により、さらに飛行を続けていた。クアラルンプールから北京までは6時間30分の飛行予定であったので充分な燃料は積んでいた。下の写真は同じ777の機体で信頼度は高い。

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iphone新型コネクタはジレット商法なのか

 iPhoneを歴代使用してくるうちに気がつくと、幅広で簡単に本体を固定できる従 来の30端子コネクタ機器が身辺に溜まって来ていることに気がつく。Bluetooth機器もあるのだが何と言ってもさしておけば充電できている便利さでドッキングスピーカー類がやたらと多い。これらの機器への抜き差しでは、同一規格の30端子コネクタであっても、機器によって本体のカバーを含めた物理的要因で、取り付けられなかったりすることもある。iPhoneと関係なくなるがマイクロUSB端子には気をつけないとコネクタのカバーが機器のスペースに入らないものもある。iPhone3GS、4sと不幸にも"s"シリーズに更新タイミングが合ってしまった筆者は、9月の6発売を待たずに5sに更新したのだった。

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CHAdeMO-お茶を飲む間に充電できるのか

 国内では日産のリーフがEV(電気自動車)として販売されている。友人のリーフにのったりしているうちに、タクシーでも乗る機会が増えた。プリウス同様に足回りは固められている印象だった。HVやEVで足回りを固めるのは何故なのかと疑問を持ったものだ。後部座席に乗ると、バッテリーによるのだろうか、着座位置が高めである。スペインのホテルから遅れ気味の飛行機に乗ろうとして乗ったプリウスタクシーは、凶暴なほどの加速でサーキットのような走りでコーナーに飛び込みきっちり時間通りに空港についた。そうか、EVは瞬発力があるから固めのセッテイングなのだ。妙に納得したのであった。

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