超高速鉄道―SFの世界が現実に

音速に近い速さでトンネルを通って乗客を運ぶ超高速輸送システム「ハイパーループ(Hyperloop)」の構想が、発明家で企業家のイーロン・マスク (Elon Musk)氏によって12日、公開された。最高速度は時速1220キロ(マッハ0.91)で、米カリフォルニア(California)州の2大都市であ るロサンゼルス(Los Angeles)とサンフランシスコ(San Francisco)間を35分で結ぶことができるという。

 Linear Motor Car MLX01-1

高速鉄道としてはすでに上海地区で常伝導浮上のリニアモーター列車が運行中であり、当初はドイツのシーメンス社の車体を使っていたが、成都飛機工業有限公司が製造した初の国産リニア列車は、シーメンス製車両の時速430キロを超える時速500キロで走行可能だという。ドイツ製車両乗ってみた感想は確かに加速がスムーズであっけないものであるが、縦揺れは日本の新幹線と比べると気になるレベルで、印象はTGV程度の乗り心地であった。加速、減速区間が長いので最高速といっても瞬間のできごとで、話のネタに乗ってみる、ようなものである。なお外から列車の撮影は特殊な機材がなければ不可能である。F1の写真を撮れる装備と技術がないとだめだ。また乗るたびに最高速が異なるのは時間帯で速度を制限しているように思えた。なお新型車両では縦揺れは8ミリメートル以下に抑えた。部品の国産化率も70%以上で、輸入車両と比べ30%以上のコストダウンに成功したとされる。

我が国の中央新幹線の走行方式として、整備計画において決定された超電導リニア(超電導磁気浮上方式)は、車両に搭載した超電導磁石と地上に取り付けられたコイルとの間の磁力によって、浮上して走行する輸送システムである。 2003年12月には、陸上交通機関の世界最高速度記録となる時速581km(有人走行)を達成して高速鉄道先進国としての面目を保っている。超電導状態となったコイル(超電導コイル)に一度電流を流すと、電気抵抗がないため電流はコイルの中を永久に流れ続け、強力な磁界を発生する。リニア モーターカーはこの超電導磁石を搭載し、ガイドウェイに取り付けられた地上コイルとの磁気相互力により、浮上して走行するが、浮上と加速減速のシステムが別なので、安全性が高いといえるが、コストもそのためケタ違いであるのが難点だ。

真空列車の概念は意外に古い。空中に設置されたチューブ(チューブという言葉はロンドンの地下鉄をさす)内を磁気浮上式リニアモーターが走るというもので、原理は日本のシステムと同じだ。ロケット開発で有名な米国の技術者、ゴダードが大学生時代に1910年代に提案している。ゴダード案によればこの列車はボストンからニューヨークまで時速1,600kmで走り12分で到着するというものであった。日本の超伝導リニアモーター列車が東京大阪間を1時間で結ぶというのが10分以下になったら皆さん、どうするでしょうか。飛行機も色あせるし富士山は瞬きする間に過ぎ去る。第一、地下深くなので外の景色はみえないのだ。そういう旅をあなたは好むだろうか。

 

 

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