中性子連星の合体に伴う重力波と硬γ線バースト

これまで中性子星の合体、重力波、および短波長ガンマ線バーストの関係はよくわかっていなかった。オレゴン州立大学の研究チームは、昨年の秋に中性子連星合体(GW170817)で相対論的短波長ガンマ線が放出されたことを確認した(Lazzati et al., Phys. Rev. Lett. 120, 241103, 2018)。

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見直される炭素循環への海洋の寄与〜従来の気候モデルに誤り

プリンストン環境研究所の研究チームは地球規模の炭素循環(カーボンサイクル)を調べ、これまでの炭素循環モデルが誤りであることを見出した。

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Liイオンバッテリーの電解質添加剤のメカニズム

EVに最適なエネルギー貯蔵システムは(エネルギー密度の観点から)、Liイオン電池である。EVのバッテリーでは、蓄えられるエネルギーが多いほど、走行距離が長くなるからである。しかしLiイオンバッテリーは多くの問題も抱えている。例えば最大エネルギー貯蔵容量正極の性能が正極材料に強く依存し、ボトルネックとなっている。

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いよいよ始まったLHCアップグレード

大型加速器の一生は一般に考えられている寿命より長い。原子炉の寿命が40年だったのが50年に延長されているが、フェルミ研究所のようにコンポーネントレベルの再利用まで含めれば、加速器の寿命はそれ以上である。それでもLHCは色々な意味で別格である。エネルギーのアップグレードが済んでからも、実験スケジュールが埋まり、今回のアップグレードでさらにパワーアップしてエネルギーのみならず衝突実験のフロンテイアを譲る気配はない。

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Liイオンバッテリーのエネルギー密度が3倍に〜TEMと放射光の組合せによる研究

Liイオンバッテリーはスマートフォン、EV、再生可能エネルギーの貯蔵に、幅広いエネルギー密度(電気容量)を提供する。汎用性の高いエネルギー貯蔵デバイスだが安全性や、バッテリー性能向上のニーズが高まり研究開発が加速している。

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ペロブスカイトタンデムセルのエネルギー変換効率が25.2%に

シリコンと肩を並べるエネルギー変換効率のペロブスカイト太陽電池は低コストシリコン代替材料の有力候補となった。一方で二つの材料を組合わせた高効率タンデムセルの開発も進められている。

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ヒッグスボソンとトップクオークの関係が明らかに

トップクオーク-反トップクオークペアに伴うヒッグスボソン生成が実験的に観測された。フロリダ工科大学を中心とするLHC CMS実験チームは標準モデルの最も重い素粒子(ヒッグスボソンとトップクオーク)を関連ずけることにはじめて成功した(Sirunyan et al., Phys. Rev. Lett. 120, 231801, 2018)。

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海水から実用レベルのイエローケーキ抽出に成功

パシフィック・ノースウェスト国立研究所の研究チームは、世界で初めて、原子力発電のためのウラン燃料を製造するために使用する粉末状のウラン(イエローケーキ)5グラムを、アクリル繊維を使用して海水から抽出することに成功した。

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米、プルトニウム削減を日本に要求 核不拡散で懸念

米政府が、日本が保有するプルトニウムの削減を求めてきたことが9日分かった。プルトニウムは原子力発電所から出る使用済み核燃料の再処理で生じ、核兵器の原料にもなるため、米側は核不拡散の観点から懸念を示す。日本は保有量の増加を抑える上限制(キャップ制)を導入し理解を求める。プルトニウムを再利用する核燃料サイクルを進める日本の原子力政策に影響を与えそうだ。

 

日本経済新聞

 

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日本が保有するプルトニウムでは核武装はできない日本が保有するプルトニウムでは核武装はできない

河田 東海夫

元原子力発電環境整備機構(NUMO)理事

高速・高感度グラフェンボロメーターのが開発される

ボロメータの原理は放射エネルギー吸収の加熱による熱的計測技術の一つで、多くの応用がある。しかし、これまでのボロメーターは帯域幅が限られており、超低温で動作させるなど実用上の制限が多かった。MITの研究チームは、室温で計測できる超高速かつ高感度の新形ボロメーターを開発した(Efetov et al., Nature Nanotechnology online June 11, 2018)。

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