ESRFが放射光CTの臨床実験に成功〜従来の線量が1/10以下に

病院で受けるCTの線量がどの程度か知った上で検査を受けるだろうか。そうはいっても、CT検査は緊急時に行われる時には生命と引き換えといわれたら拒否できない。CT検査の被曝量は、一般的に生体への影響を表すミリグレイという単位で表現されるので分かりにくいのだ。ミリシーベルトでおおよそ換算すると、だいたい10ミリシーベルトということになる。

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原発1基分の「洋上風力発電」計画…海底に土台

 東京電力ホールディングスが、国内最大級となる洋上風力発電所の建設を計画していることがわかった。原子力発電1基に相当する100万キロ・ワットを超える発電能力を想定し、千葉県銚子沖などを候補地として念頭に置く。福島第一原発の事故に伴う廃炉や除染などの費用を賄うためにも、世界の潮流となっている再生可能エネルギーの拡大に活路を見いだす。

 計画によると、実績が豊富な欧州の洋上風力メーカーと提携し、1兆円規模の事業費を投じ、沖合に1基5000キロ・ワット級の風車を約200基設置する。風車の土台を海底に設置する着床式とする。平均的な家庭で約30万世帯の年間の電力消費を賄える。

 発電した電気は、再生エネの普及を目的とした国の制度である固定価格買い取り制度(FIT)を活用し、安定的な収益を確保する。

 

YOMIURI ONLINE

深層学習による電子顕微鏡画像解析

電子顕微鏡画像の解析には膨大な労力が必要な作業である。そのためMENNDL(Multinode Evolutionary Neural Networks for Deep Learning)、オークリッジ国立研究所の研究チームは深層学習のためのマルチノード進化ニューラルネットワークと呼ばれる手法を開発した。

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超新星残骸G24.7+0.6近くで発見されたTeVγ線

MAGIC望遠鏡(注1)とNASAのフェルミγ線宇宙望遠鏡を使って、国際コラボレーションチームは、超新星残骸(SNR)G24.7 + 0.6の近くで非常に高エネルギーのγ線放出を発見した。

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新しいド・ジッター宇宙観の幕開け

ウプサラ大学の研究チームは宇宙が多次元空間で膨張するバブルに乗っていると考える宇宙モデルを提案した。この新しい宇宙の概念はダークエネルギーの謎を解くかもしれないと期待されている(Banerjee et al., Phys. Rev. Lett. 121, 261301, 2018)。

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3D仮想組織像〜3Dイメージングの新しい潮流

病院で大腸内視鏡検査は悪夢である。そこで被験者の負担を軽くするために、直接見る内視鏡に代わって最近、登場したのが3D仮想組織像検査である。CT撮像時の線量さえ気にしなければ、大腸内視鏡検査の負担はなくなる。もちろん細部の精密検査には光学的内視鏡が好ましいが、予備的な検査やスクリーニングに苦痛がなくなることは歓迎したい。一方で病理学ではナノスケールの3D病理検査が可能になりつつある。

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蛋白質結晶の熱力学に迫るX線構造解析

酵素はいわば蛋白質でできた生体触媒であり、生体内の反応やプロセスを触媒する非常に重要な分子である。したがって、それらの構造と反応メカニズムを理解することは、生命科学および医学の進歩に極めて重要である。

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原子力79施設廃止に1.9兆円 費用は国民負担、機構が試算

国立研究開発法人・日本原子力研究開発機構は26日、所有する89施設の9割に当たる79施設を今後70年間で廃炉・廃止するとし、費用は約1兆9000億円に上るとする試算を公表した。ただし完了までに必要な施設維持費などが含まれておらず、国民負担となる廃炉関連費用がさらに膨れあがることは確実だ。 

 

機構は日本の原子力研究で中心的な役割を担っており、廃炉対象施設があるのは青森、茨城、福井、岡山の4県。計画では約70年間で老朽化した施設を廃炉にする。主な施設には、すでに作業に着手した高速増殖原型炉もんじゅ(福井県)や、原発の使用済み燃料からプルトニウムを取り出す東海再処理施設(茨城県)などがある。

 機構によると、今回試算した費用は施設解体費や燃料取り出し、放射性廃棄物の処理費など。廃炉に直接関係する費用だけを算出し、維持管理費などは含めなかったとしている。

 今回、もんじゅと東海再処理施設の廃炉費用を計9200億円としたが、2施設については維持管理などを含む廃炉関連費用として計1兆3620億円かかると公表済みだった。

 このため試算された廃炉費用には維持管理費などを加えると、少なくとも約4000億円以上が上乗せされる見通しとなる。さらに、もんじゅの使用済み核燃料や、研究施設の放射性物質などの処分費用も未定だ。

 一方、発生する放射性廃棄物は200リットルのドラム缶換算で約70万本。施設内の保管施設の容量は約43万本分で、新たな建設も検討する。しかし最終処分場所は具体的には決まっておらず、その点でも見通しは不透明なままだ。

 

毎日新聞

放射光連携で明らかになるPt3Niナノ粒子成長機構

水素燃料電池は、クリーンで再生可能なエネルギー社会実現のための有効な技術だが、カソード材料の性能とコストは大きな課題になっている。多くの燃料電池は、再生可能な燃料を電気エネルギーに変換するために、高価なプラチナベースの触媒を必要とする。水素燃料電池の採算性を確立するため、純粋な白金と同じ効率の触媒の探索が世界中で精力的に行われている。

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グラフェンベースの高性能THz検出器

THz帯波は、高速Wi-Fiや医療イメージング、電波望遠鏡など多岐にわたる応用が期待されている。しかしこれまでのTHz検出器は、電力消費が大きかったり、または低温が必要で実用性が乏しかった。ロシアの研究チームはこれらの問題を解決したグラフェンベースのテラヘルツ帯検出器を開発した(Bandrin et al., Nature Comm. 9: 5392, 2018)。

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