LHCが2035年までヒッグスサイエンスの中心でありつづける理由

6年前の2012年7月4日は素粒子に関心のある研究者にとって忘れることのできない日である。その日にCERNは二つの講演を予定していたが、前日から若い研究者や学生たちが会場前に泊まり込むほどの熱気であった。この日、標準モデルで予想されていた最後の粒子、ヒッグスボゾンの存在が確認されたからである。

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Li金属バッテリーを長寿命化する新しい方法

Li金属バッテリーは、リチウムをアノードとして有する充電式電池の一種である。多くの異なるカソード材料の中で、リチウム金属は最も低い駆動電圧を有し、従来のグラファイトアノードより約10倍の容量を誇っているため、EVや大型蓄電システムの次世代カソード材料として注目されている。

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アフリカ諸国が原子力発電を目指す理由

アフリカは、商業原子力発電が禁止されているオーストラリアを除いて、世界のどの大陸よりも原子力比率が最も少ない。世界のすべての経済大国は、エネルギーミックスに原子力発電が組み込まれている。

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Liイオンバッテリーの不良原因を解明〜放射光施設の連携で

過去30年間、Liイオンバッテリーはより長く持続するエネルギー密度で圧倒的な強みとなり多くの小型のデバイスを可能にした。放射光を光源とする分光、散乱実験は研究開発に欠かせない存在となっているが、複数の放射光施設でそれぞれ得意とする手法を組み合わせることで、ブレークスルーが可能になった。

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ダイアモンドナノ結晶を用いた高効率磁場測定デバイス

カリフォルニア大学バークレイ分校の開発チームは、磁場検出器の電力を大幅に削減する新しいデバイスを開発した。このデバイスは低コストで、エレクトロニクス、地球磁場計測、さらには生命体を対象とした磁場測定方法が変革される可能性がある。

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否定された重力理論が復活

セントアンドリュース大学を中心とする研究グループは、矮小銀河の内部の動きが巨大な銀河の近くにあると遅くなるとして、観測結果に合わないため以前否定されていた理論を復活させた。

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2018.09.14の地震について

9月14日の小規模多発地震は17:41までに12回を記録した。本コラムの右側メニュー下段に地震情報リンクがはられていて最新情報が確認できるので、ご利用ください。

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オーストラリア放射光が抗生物質耐性伝達メカニズムを解明

細菌は、抗生物質に対する耐性の研究を欺くかのような狡猾さを持っている。細菌の菌株には、自身をずる賢く防御し、疾患を引き起こす仕組みが巧妙に遺伝子に組み込まれている。抗生物質の薬物に対して生き残るために必要な防御方法を近隣の細菌に伝えることで、細菌が耐性を持つようになる。

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日本の科学技術に黄信号〜失われた20年

日本の科学技術政策とかくと大げさなようだが、筆者は現在の研究開発の現場から少し離れてみる立場になり、その感を強くしている一人である。すでに科学技術立国を目指すには〜研究環境の変質によるリスクという記事で、[1] 行きすぎた競争原理への反省、[2] 伸び悩む運営交付金、[3] 選択と集中の行き着く先という項目で、問題点をまとめた(2016.10.09)

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LHCのデータ解析に導入される機械学習データ解析

ILCの実現に向けて国内の加速器科学研究者の動きが活発になってきたが、緊縮財政を背景として、当初の経済効果の精度が低いことと学術会議が時期尚早(注1)としていることを理由に、政府のILC予算化への動きは遅い。

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