人体3次元画像の高速PETイメージング

カリフォルニア大学デービス分校の研究チーム(bme.ucdavis.edu)は同時に全身を撮影することができるPETとX線コンピュータ断層撮影(CT)スキャナを組み合わせた全身計測イメージスキャナーを開発した。診断の改善から疾患の進行の追跡、新薬の治療法の研究に至るまで、数多くの応用が期待されている。

 

研究チームはPET同時計測用の検出器(下図)の開発を行い、全身イメージングの同時計測技術計測の開発を行ってきた(Poon et al. Phys. Med. Biol. 57(13), pp. 4077, 2012)。

 

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Credit: sciencedaily

新しいスキャナーは研究チームが13年前に開始され、企業と提携し実用機EXPLORERスキャナーを完成した。。 EXPLORERはまた、現在のPETスキャンよりも最大40倍速くスキャンし、わずか20〜30秒で全身の診断スキャンを生成することができる。また現在のPETスキャンの最大1/40の放射線量でスキャンし、計測時の線量を飛躍的に減らすことができた。

 

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Credit: bme.ucdavis.edu

ポジトロン放出断層撮影法(PET)はヒトの画像化に利用可能な最も感度の高い分子イメージングツールであるが、現在のスキャナはスキャナの寸法(約20cm)で制限されている。十分な信号対雑音比で全身画像を生成するために長いスキャン時間が必要であり、すべての器官および組織を一度に計測ことは不可能である。

これらの制約を克服するために、2mの軸視野を有する高感度、全身PETシステムであるEXPLORERスキャナーを開発した。この新しいスキャナでは、すべての器官を視野内に置け、PET信号の計測効率が大幅に向上した。

 

下図はシンチレータの詳細で、a)蛍光体被覆シンチレータアレイとb)組み立てられた検出器モジュール。 c)スキャナのガントリーを示す。研究チームは飛行時間型商用PETで蛍光体コーティングを導入した他、電子機器からのデータストリーム出力(最大10 Gb / sec)を分析するデータ処理方法を開発している。

 

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Credit: bme.ucdavis.edu

 

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