共有結合非晶質物質の普遍的な局所秩序〜「第一ピーク」の起源が明らかに

原子構造に規則的な繰り返しパターンのない無秩序構造を有する材料は、非晶質として分類される。そのような材料は天然に見出すことができ、また様々な用途で広く利用されている。それらの基本的な研究手法は散乱実験による動径分布関数(RDF)とモデル計算の比較で、特殊な場合には同位体中性子散乱で部分動径関数が得られる。一方、近距離構造についてはEXAFSから得られる局所構造が構造決定に大きな役割を持つようになった。非晶質の共有結合物質の散乱曲線(S(k)カーブ)にはlow-k領域に第一ピークと呼ばれる大きなピークを持つ。第一ピークが構造を反映していることは、経験的に解釈されてきたが、その原子構造との対応は明らかになっていなかった。

続きを読む...

超クラスタを介したPtCuNiP金属ガラスの結晶成長

エール大学の研究チームは、液体での構造が金属ガラスの成長速度に大きな影響を与えることを見出した(Xie et al., Nature Comm. 10: 915, 2019)。

続きを読む...

ペロブスカイト量子ドットからのコヒーレント単一光子放出

MITとETHの研究チームは量子計算および量子通信デバイスの重要な要素技術のひとつである単一光子源をペロブスカイト量子ドットでつくりだすことに成功した(Uzart et al., Science online Feb. 21, 2019)。

続きを読む...

トポロジカル絶縁体における励起子ポラリトンの超高分解能中赤外イメージング

テルアビブ大学の研究チームは超高速かつ超高空間分解能で、2D材料の励起子の生成と伝播を調べ、炭素およびモリブデナイトなどのわずか数原子の厚さの2D材料の励起子が組み合わされると、どちらの材料にも帰属しない量子特性を示すことを見出した(Mrejen et al, Science Advances 5, eaat9618, 2019)。

続きを読む...

THz発光分光でみた界面電荷の超高速移動

フラッシュメモリから電池や太陽電池にいたるまで電子材料では、界面を越えて流れこむ電荷(電子)はスイッチングやメモリなどのデバイス機能の基盤となる。スタンフォード大の研究チームは、界面を越えた電荷の動きを超高速時間分解で観察することに成功した(Ma et al., Science Advances 5, eaau0073, 2019)。

続きを読む...

デュアルバンド赤外イメージングの高度化

ノースウエスタン大学の研究チームは、デュアルバンド長波長光検出器間のスペクトルクロストークで生じる画像歪みを大幅に減少させ、高品位の赤外イメージング技術を開発した(Zhang et al., IEEE Journal of Quantum Electronics online Nov. 22, 2018)。

続きを読む...

電界脱離質量分析法による単一細胞イメージング

化学物質の細胞内の分布を知ることは分子生物学や単一分子イメージングなどの先端医療技術で中心的課題である。厦門大学の研究チームは、生物学的細胞内の化学物質の無標識検出と高分解能マッピングを可能にする質量分析と生物学的イメージングを組み合わせたハイブリッドイメージング手法を開発した(Yin et al., Angewandte online Jan. 02, 2019)。

続きを読む...

実現に近づいたナノレーザー

ナノレーザーの提案は数年前にさかのぼる。その当時のナノレーザーの概念は一般的に使用されているヘテロ構造の半導体レーザの設計と同じである。主に可視光と赤外光を生成するので、ナノレーザのキャビティの寸法は100万分の1m程度になる。

続きを読む...

hitachihightec

hitachihightec science

Copyright© 2013.   放射線ホライゾン rad-horizon.net   All Rights Reserved.