高輝度X線源による隕石衝突再現実験

DESYおよび米国のアルゴンヌ国立研究所の研究チームは、研究室で隕石衝突後の環境を再現し、2つの長石鉱物の構造変化をX線で追跡した。圧縮率に応じて、構造変化が非常に異なる圧力で発生する可能性を示す実験結果は、地球や惑星にクレーターをもたらす条件を再現する。(Sims et al., Earth and Planetary Science Lett. 507, 166, 2019

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SLSのフーリエ・タイコグラフィX線顕微鏡

ナノ構造をX線顕微鏡で調べる際には、高い解像度を得るには広範囲の散乱角を取り込むことがレンズが必要となる。ポール・シェラー研究所(PSI)の研究チームは、最終的な画像は、まるで大きなレンズで測定したかのようになる新手法(フーリエ・タイコグラフィ手法)を開発した。

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若手研究者の立場でみたCERNの将来ビジョン

CERNのLHCは、世界で最も強力な粒子加速器である。その10年間の運転でHiggsボソンを含む多くの発見を成し遂げた。 2019年1月15日、国際研究チームがLHC以降の新しい粒子加速器の概念設計を発表した。内容についてはすでに紹介してあるので、ここではLHCbに従事する若手研究者の立場でみたCERNのビジョンを追加しておきたい。(元記事に筆者が手を加えてある。)

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3GeV放射光の混乱は解消されたのか(2019.01.29)

平成最後の正月は慌ただしく過ぎ去って、いよいよ新しい元号と新天皇即位が近づいた。平成は日本の放射光にとっては、発展の時代であったが、同時に3GeV光源建設が遅々として進まない「混乱の時代」でもあった。平成の時代とお別れする日が近いが、果たして新元号開始の年は混乱が解消されるのだろうか。ここまでの経緯については何度も記事をかいているので、単刀直入に要点に入る。混乱は解消されたのかということである。

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量子スピン液体TbInO3の発見

リバプール大学とマクマスター大学の研究チームは、ペロブスカイト関連の金属酸化物TbInO3が、量子スピン液体状態特有の異常な物質状態を示していることを発見した(Clark et al., Nature Physics online Jan. 21, 2019)。

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共鳴非弾性X線散乱(RIXS)による「現代版ヤングの実験」

ケルン大学の研究チームは、グルノーブルのESRF放射光で共鳴非弾性X線散乱(RIXS)を用いたヤングの「2重スリット実験」を試みた。電子励起による2重スリット型正弦波干渉パターンが、2量体、3量体、ラダー物質の電子構造の解明に役立つことを実証した。(Revelli et al., Science Advances 5, eaav4020, 2019

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CERNがFCCを次期加速器ビジョンとして推進

LHCの成功を背景にして、CERNは次の数10年でさらに多くの物質と宇宙の秘密を解き明かす目標のもと、FCCを軸とした次期加速器ビジョンを提案した。

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ESRFが解き明かしたレンブラント絵画の技法(インパスト)の秘密

「光の画家」と呼ばれるレンブラントは、光と影を操り数々の傑作を残しているが、得意とした技法、インパスト(Mpasto)とはキャンバスに厚塗りされた絵具の盛上がりや,絵筆またはパレットナイフの跡がはっきりわかるほどの画面上の絵具の凹凸をさす。これによって光の反射と散乱を自在に操ることで「光の魔術師」と表現される微妙な陰影を作り出していた。

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