電子顕微鏡と放射光の連携で理解が進む光合成のサイクリック電子伝達メカニズム

クイーンズランド大学とミュンスター大学の研究チームは、すべての植物の光合成装置の重要な部分である「サイクリック電子伝達経路」の超分子集合体を精製し、次世代ソーラーバイオテクノロジーの開発で一歩前進した(Janina Steinbeck el al., "Structure of a PSI–LHCI–cyt b6f supercomplex in Chlamydomonas reinhardtii promoting cyclic electron flow under anaerobic conditions," PNAS (2018).

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LHCが2035年までヒッグスサイエンスの中心でありつづける理由

6年前の2012年7月4日は素粒子に関心のある研究者にとって忘れることのできない日である。その日にCERNは二つの講演を予定していたが、前日から若い研究者や学生たちが会場前に泊まり込むほどの熱気であった。この日、標準モデルで予想されていた最後の粒子、ヒッグスボゾンの存在が確認されたからである。

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Liイオンバッテリーの不良原因を解明〜放射光施設の連携で

過去30年間、Liイオンバッテリーはより長く持続するエネルギー密度で圧倒的な強みとなり多くの小型のデバイスを可能にした。放射光を光源とする分光、散乱実験は研究開発に欠かせない存在となっているが、複数の放射光施設でそれぞれ得意とする手法を組み合わせることで、ブレークスルーが可能になった。

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オーストラリア放射光が抗生物質耐性伝達メカニズムを解明

細菌は、抗生物質に対する耐性の研究を欺くかのような狡猾さを持っている。細菌の菌株には、自身をずる賢く防御し、疾患を引き起こす仕組みが巧妙に遺伝子に組み込まれている。抗生物質の薬物に対して生き残るために必要な防御方法を近隣の細菌に伝えることで、細菌が耐性を持つようになる。

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LHCのデータ解析に導入される機械学習データ解析

ILCの実現に向けて国内の加速器科学研究者の動きが活発になってきたが、緊縮財政を背景として、当初の経済効果の精度が低いことと学術会議が時期尚早(注1)としていることを理由に、政府のILC予算化への動きは遅い。

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大開口ラウエレンズによるマルチスライス・タイコグラフイー

ブルックヘブン国立研究所の研究チームは、従来のイメージング方法では不可能な、凹凸の激しい対象物を詳細に視覚化できる3次元X線イメージング手法を開発した。

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陽子バンチを用いたプラズマウエークフイールドで電子加速に成功

2018年5月26日、CERNでのAWAKEコラボレーション(注1)は、陽子ビームがプラズマを通過することで発生するウェイクフィールドを使って初めて電子を加速した。

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タンデムヘリカルアンジュレーターからのベクトルX線ビーム発生

長く続いた3GeV放射光建設を巡る混乱は収拾の兆しが見えない中でコミュニテイに明るい希望も現れている。度重なるアップグレードで紫外領域の解説光源となったUVSORIIIが、新しい挿入光源技術で世界初となるベクトル放射光ビーム発生技術の開発に成功した。

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