LCLS-IIで超伝導加速空洞の設置が始まる

 2018年1月19日にSLACはlCLS-IIの一部である超伝導加速空洞(クライオモジュール)の最初のユニットを設置した。超伝導加速空洞はフェルミ国立加速器研究所で制作されSLACに運び込まれた。

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エリクソンの哲学に込められた放射光源の持続性とは

筆者はMBAラテイスのパイオニアであるMAXIVの加速器主任(KEKでいえば加速器主幹、SPring-8では光源基礎部門長に当たる)のペドロ・タバレス氏から意外な事実を知ることになった。日本では加速器研究者たちが恐れる(もっともではあるが)、MBAの優れた性能の代償とされるダイナミックアパーチャの狭さについて、意外な説明が聞けたのである。

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超低温中性子源TRIGAのアップグレード

超低温中性子(超冷中性子)とは運動エネルギーの低い中性子のことで、極低温・強磁場中で閉じ込めができる。自由中性子の寿命は15分と考えられているが、実はもっと高い精度で寿命を決定する必要がある。

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第4世代光源の潮流と日本の放射光の未来

筆者は昨年末に第4世代光源の会議(Workshop on Coherent Light Source and Sciences)に出席した。すでにお伝えしたように(コヒレント光源とサイエンスに関するWS〜第4世代光源の新たな基準とは)会議の中心はいち早く新しい磁石配列(MBAラテイス)で、低エミッタンス第4世代光源の発端となったMAXIVとそれに続く第4世代第2号マシンとなるブラジルのSIRIUS、そしてMBAラテイス発展形でさらに高性能化をめざす第3.5世代光源、SOLEIL、Diamond、SLSである。

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中国の大強度中性子源CSNS

筆者はすでに何度か中国の科学技術が(かつての日本を彷彿とさせる)力強さで、先進国を追い上げていることを強調してきた。加速器分野だけではない。粗悪な製品やコピー文化イメージの強い中国だが、今や世界最高性能の施設の多くを中国が手がけている事実をそろそろ素直に認めるべきだろう。

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LCLS+LCLS-IIが先端加速技術で挑むXFEL先端サイエンス

SLACは複数回のアップグレードを受けたものの老朽化を隠せない放射光リングSPEARIIIを更新せず、2つのプロジェクトに将来を託している。ひとつは回折光源を目指すPEP-X(加速器の再利用は究極光源(USR)への近道か〜PEP-X)とここで再度、紹介する自由電子X線レーザーLCLSとLCLS-II(世界最高のX線光源を目指すLCLS2)である。

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ナノプローブX線イメージングによる半導体界面オペランド計測

放射光オペランド解析というとバッテリー電極や触媒機能の研究の成果が頭に浮かぶ。ここではナノ半導体ナノ界面のオペランドX線イメージング解析を紹介したい。個々の測定法(XRF、XANES)はよく知られた手法であるが、ナノプローブX線ビームの利用でナノ界面への新展開が可能となった。

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GAMBITが超対称性素粒子のエネルギーを予測

GAMBITとはGlobal and Modular Beyond-Standard-Modelの略。超対称性理論で挑む標準模型を越える素粒子物理の描像を目指す理論予測コードをさす。暗黒物質や物質と反物質の間の対称性の欠如など、残された重要課題をこのツールで予測し、世界最大の加速器LHCで検証可能かどうかが注目される。

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