水素とヘリウムの放射光大気圧XPS

ブルックヘブン国立研究所の研究チームは、世界で初めて水素とヘリウム原子の振動構造を放射光大気圧XPSで観測した。これまで、周期律表の2つの最も軽い元素である水素とヘリウムのX線光電子分光法(XPS)スペクトルを得ることは不可能であるとされていた。これは、光電子放出の断面積が低いためである。

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オペランドエネルギー分散型X線回折によるLiイオンバッテリー電極のLi濃度勾配

EVの最大の問題は航続距離と充電時間の長さで、どちらもバッテリー固有の問題である。そのため航続距離と急速充電技術が普及の鍵となる。フル充電でなくとも急速充電で80%まで15分程度になれば、違和感はそれほど感じないだろう。

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PETRA IIIがプロドラッグを担持した輸送蛋白質の構造決定に成功

EMBLの研究チームはPETRA IIIで、体内で活性な機能的形態に代謝される不活性薬物であるプロドラッグを担持した生物学的輸送蛋白質の構造を明らかにした(Ural-Blimke et al., J. Am. Chem. Soc. online Jan. 19, 2019)。

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XFELによるチトクロームcオキシダーゼの酸素中間体の解明

アリゾナ州立大学の研究チームは、XFELを用いて呼吸の生化学的経路(有酸素呼吸の最終段階)における中間体の結晶構造のスナップショット観察に成功した。

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フント則相関を利用した一重項ベースの新型磁石

ニューヨーク大学の研究チームはデータ記憶技術の性能向上に役立つ新しいタイプの磁石(一重項磁石)を開発した(Miao et al., Nature Comm. 10: 644, 2019)。「一重項ベース」の新型磁石は、小さな磁区が互いに整列して強い磁場を生成するという従来の磁石とは異なる。

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高輝度X線源による隕石衝突再現実験

DESYおよび米国のアルゴンヌ国立研究所の研究チームは、研究室で隕石衝突後の環境を再現し、2つの長石鉱物の構造変化をX線で追跡した。圧縮率に応じて、構造変化が非常に異なる圧力で発生する可能性を示す実験結果は、地球や惑星にクレーターをもたらす条件を再現する。(Sims et al., Earth and Planetary Science Lett. 507, 166, 2019

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SLSのフーリエ・タイコグラフィX線顕微鏡

ナノ構造をX線顕微鏡で調べる際には、高い解像度を得るには広範囲の散乱角を取り込むことがレンズが必要となる。ポール・シェラー研究所(PSI)の研究チームは、最終的な画像は、まるで大きなレンズで測定したかのようになる新手法(フーリエ・タイコグラフィ手法)を開発した。

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若手研究者の立場でみたCERNの将来ビジョン

CERNのLHCは、世界で最も強力な粒子加速器である。その10年間の運転でHiggsボソンを含む多くの発見を成し遂げた。 2019年1月15日、国際研究チームがLHC以降の新しい粒子加速器の概念設計を発表した。内容についてはすでに紹介してあるので、ここではLHCbに従事する若手研究者の立場でみたCERNのビジョンを追加しておきたい。(元記事に筆者が手を加えてある。)

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