ウランを触媒とする酸化的付加反応〜Fブロック触媒への期待

ウランと酸化的付加とは共通性が無いように見えるのは昔のこと。マンチェスター大学の最新の研究によると新たにウランがRhやPdなど遷移金属の代わり触媒として使われる可能性がある。またウランはランタノイドや遷移金属の中間的な電子状態のため、両者の触媒活性を併せ持つ可能性がある(Gardener et al., Nature Comm. 8: 1898, 2017)。

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近赤外光による水素発生に成功

Liイオンバッテリを搭載するEVと燃料電池車(FCV)は異なるアプローチで化石燃料の内燃機関に取って変わる動きが活発になっている。しかし先行するEVは火力発に依存する限り、排出ガスでの優位性は薄れる。水素は低コスト製造とインフラの整備が壁となるが、環境保護の観点からは理想的な代替エネルギーとして期待がかかる。

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エチレンを製造する光合成システム

貯蔵可能なエネルギー源として水素が注目されている。化石燃料の枯渇は40-50年先と考えられているが、パリ協定に夜CO2排出規制が暗礁に乗り上げる一方で大気中のCO2濃度は上昇し続けており、海水の酸性化による漁業資源への悪影響が食糧危機に繋がるからである。そのため空気中のCO2から燃料アルコール(カーボンニュートラル燃料)や蟻酸を製造するための触媒研究が盛んになってきた。

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メタンからCO2排出なしで水素製造に成功

 

CO2排出問題を解決しようとすれば、化石燃料の使用をやめなければならないが、今の所それに代わるクリーンエネルギーがない、というジレンマに陥いる。原子力は運転時のCO2排出では秀でているが、燃料製造と廃棄物の処分リスクを考慮すると、人類の求めるオンリーワン的な持続的クリーンエネルギーではないだろう。

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最新の研究で書き換えられるチェルノブイリ事故の瞬間

 

史上最も過酷な事故(シビアアクシデント)として知られるチルノブイリ事故は原子力神話が崩れるきっかけとなった。もしこの事故がなければ原子炉建設の勢いは減速しなかっただろうし、ソ連崩壊も遅かっただろう。そのためこれまでに事故原因に関しては膨大な研究があるが、最新の研究によって事故の瞬間が書き換えられることになった。

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世界各地で観測されるフォールアウト核種

欧州とハワイの放射性核種フォールアウトが話題になっている。前者の放出源は特定されていないが、広域観測ネットでロシアもしくはカザフスタンとみられている。。後者は福島第1事故によるものであるが、シミュレーションマップと異なる数値が観測されている。

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MOF量子ふるいによる水素同位体分離

 

これまでの常識を覆す新同位体分離技術について記事をかいたばかりだが、今度は水素の同位体分離という夢のような技術を紹介したい。水素の同位体分離といえば注目されるのは、重水素(D)と三重水素(T)である。もちろんこれらは熱核反応兵器(水爆)の燃料であるが、一方では核融合反応の燃料として、諸刃の剣ではあるが、未来のエネルギー源となる可能性を秘めている。

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ナノ科学による新淡水化技術

水資源の枯渇や異常気象で乾燥地域の増大で、海水の淡水化技術への関心が高まっている。また中東諸国や開発途上国ではライフラインとしての淡水化プラントは今後の需要は増大すると予測されている。しかしアフリカの開発途上国では生活水の供給も不十分で、コンパクトで低コストの淡水化技術の登場が切望されている。

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