2050年の世界は水素社会か

2050年の世界は一体どのようになっているのだろうか。まず人口が倍増し世界人口は90億人に達しているはずである。人口が増えれば食料とエネルギー需要も同時に倍増することになる。近年の異常気象の影響とそもそも食料の供給が計画的に制御することが難しいため、水資源の枯渇と合わせて食料危機が予想されている。

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国際標準化で激化する原子炉ビジネス

英国に中国製の原子炉が導入されることになった。原子炉の開発を各国が個別の原子力政策に対応して「独自技術」で進めてきた理由は、原子力の平和利用が核兵器と切り離すことができない事情と核廃棄物や各施設の安全保障上の問題による。しかし安全保障上の基準が厳しくなり設計を変更して、要求に対処しようとすれば、設計は益々複雑となり原子炉建設コストも高騰する。

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英国原子炉の苦渋の選択:中国原子炉導入

英国政府はこのほど原子炉建設を中国に一括して任せることに合意したが、英国は独力で独自の原子炉を開発して来た米国、ロシア、フランスと並ぶ原子力先進国であった。その英国が原子炉の中身に立ちらないブラックボックス運転(ターンキー方式)で原子炉を稼働させることになるのは不可解である。

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韓国に流出したレーザーウラン濃縮技術とは

 IAEAが韓国の原子炉施設で日本の特許技術としてレーザーウラン濃縮技術が盗まれたことをみつけた。しかし公開特許の技術資料であるので現在の法体制では技術流出であっても盗み出したとはいえない。韓国は中国、ロシア同様に発展途上国に低コストで原子炉建設を請け負う輸出産業として位置付けている。最近ではUAEへの原子炉受注では、日本、フランスを退けて100億ドルという破格の融資条件と60年保証で受注を勝ち取った。インドネシア新幹線が融資の好条件で中国が受注したのと本質は似ている。

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低炭素社会と燃料電池:シナリオの理想と現実

燃料電池の開発研究が大学・研究所で集中して行われている。燃料電池は政府が提案する低炭素社会達成シナリオ(注1)の要素技術のひとつであり、トヨタのFCV発売や岩谷産業の水素ステーション整備の企業努力が先行した印象を受ける。国がシナリオをつくるとここぞとばかりに天下りの財団ができるが、この分野に限らず必要なのは研究開発でありそれを支える研究者・技術者の雇用と基礎研究予算である。

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3号炉格納容器(1Sv/h)の中に生息する生物

今回は福島第一3号炉の格納容器中の1Sv/h空間に生息する生物が発見されたという話題を紹介する。なお放射線に強い生物があることについては以下の記事を参考にしていただきたい。

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原子炉におけるハイブリッドとは

ハイブリッド流行りの近頃、原子炉の世界でもハイブリッドという言葉を耳にすることが多い。調べてみるといくつか異なる意味の「ハイブリッド」が存在することがわかった。クルマにおけるハイブリッドとはガソリンエンジンとモーターのシナジー効果を狙ったものであったが、原子炉のシナジー効果とはどのようなものなのだろうか。

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ドイツの再生可能エネルギー実情をどうみるか

 ドイツの再生可能エネルギーの比率が政策で急速に高まったことは記事に書いたが、原子力の穴埋めができたわけではなそうだ。さらに日本が原発停止後の電力を火力に頼るため原油輸入量が大幅に増えたと同様に、収支でみればドイツのフランスからの電力輸入が増えているという。(注1)このことは再生可能エネルギーの発電能力が増えても、国内の需要に応えられていない、すなわちベース電源としての原子力を再生可能エネルギーで置き換えることの困難さを示していると考えられる。

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