銀河系外ニュートリノ 40億光年先の発生源特定

 銀河系外から届いた素粒子の一種「高エネルギーニュートリノ」の発生源の天体を初めて特定したと、南極大陸の氷床を使ってニュートリノを観測する国際共同研究「アイスキューブ」のチームが13日付の米科学誌サイエンスに発表した。宇宙物理学の大きな謎の一つとなっている、高エネルギー宇宙線の発生機構解明につながると期待される。

 ニュートリノは物質をほぼすり抜けてしまうため検出が難しい。アイスキューブでも高エネルギーニュートリノを検出したことはあったが、発生源は分からなかった。

 今回、アイスキューブでニュートリノが検出されたのは昨年9月23日午前5時54分(日本時間)で、1987年に観測できた超新星由来のニュートリノの1000万倍以上のエネルギーを持っていた。直後から世界各地の天文台や人工衛星がニュートリノの飛来したオリオン座の一角を一斉に観測。約40億光年離れた「ブレーザー」と呼ばれる天体から発せられるガンマ線が強まっているのを広島大の望遠鏡が見つけ、これが高エネルギーニュートリノの発生源だと特定した。

 

毎日新聞

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