科学技術立国を目指すには〜研究環境の変質によるリスク

国立大学への運営交付金は年3%で減り続け、慢性的な研究予算不足に陥ることとなったが雇用費の圧縮により、退職教官の補充ができない学部も増えている。ノーベル賞を受賞した大隈教授の指摘する研究環境の変化が無視できないのが現実だが、科学技術立国を目指す方向性と真逆の傾向はなぜ顕著になったのか。

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中国が世界の科学を牽引する日〜宇宙科学から加速器科学まで

中国が科学技術立国を目指している。それもほとんど全ての分野で挑戦的なプロジェクトを開始している。地球上の資源という資源に目をつけ支配力を伸ばしてきた中国だが一部の科学分野では他国の研究者にも門戸を開き、閉ざされた国のイメージを払拭するかのようである。

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地震を恐れて脱カリフォルニアの動きが加速

熊本地震によって311の記憶が蘇った人も多いのではないだろうか。記憶は薄れても地震も被害も消えることはない。国内では中央構造線への震源地移動に注目が集まるが、太平洋を挟んでリング・オブ・ファイヤーに属する南米エクアドル地震もあって、米国カリフオルニア州に飛び火すると考える人たちが多い。

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グラフェンを超える強度の1次元鎖状分子カーバイン

これまでシミュレーションで合成できればグラフェンやダイアモンドを上回る剛性を持つと考えられてきたカーバイン(Carbyne)。2013年にライス大学の研究チームが三重結合炭素ペアが1次元的に繋がった単原子鎖、カーバインを計算機シミューレーションによって、ダイアモンドの40倍の硬度を持つことを示した。

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リング・オブ・ファイヤーと地震の関係

九州大地震(仮称)で一気に5年前の大地震の記憶が蘇った人も多いのではないだろうか。このコラムで地震を取り上げる理由は福島第一の事故を想起すれば容易に理解できる。原子炉のリスクである。幸いに原発に影響を与えることがなかったとはいえ頻発する地震で活断層に近い原発の安全性が再燃しそうである。

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科学論文の非合法オープンアクセス化の論理 〜アカデミアのロビンフッド

日常的に科学論文を読むことが必要な人たち、つまり研究者にとって、電子化とインターネットの普及は計り知れない。それまでは図書室にこもり製本されて重い雑誌を引っ張り出しては、コピーして元に戻すという労働に頼らざるをえなかったからである。

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ブリュッセルの連続テロで狙われたベルギーの原子炉

先週起きたブリュッセルの空港と地下鉄の連続テロ事件の犯人の自宅から原子炉(テイアンジュ原発)襲撃の計画が発覚し、ベルギー当局はアントワープ近くのドエル原発とブリュッセル近郊のテイアンジュ原発の作業員の一部を避難させる、不審な新規雇用の11名の採用を見送るなどの厳戒態勢に入った。

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ムーアの法則が限界に達する2016年

経済、社会、地球環境、科学技術の広範囲にわたって、人類は2016年に様々な事象を経験することになるといわれる。それらは突然起こるように見えても徐々に進行していたのであって、多くの人はそれに気がつかないでいただけのことである。

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