頻繁な火山噴火とRing of Fire

 最近、地震の頻発化と全国各地で伝えられる火山活動の活発化が連日報道されている。火山活動と地震の関係は火山性地震と呼ばれる地震のカテゴリであり、太平洋プレートが沈み込む日本特有の海底に震源地を持つ地震の多くとは区別される。

 

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Photo: KAGOSHIMA Vistors' GUIDE

 

 しかし小笠原付近を震源地とした30日のM8.5の地震は深さ590kmと異常に深くそのメカニズムは専門家ですら説明に窮するようだし、一連の噴火と地震の頻度の多さを身に感じていれば、誰でもこれらの関係が気になる。図のように「Ring of Fire」と太平洋プレートは日本周辺では一致していることがわかる。

 

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 つまりこの地域の火山活動がマグマの不安定さを意味するならば、火山性の地震がこの地域に多発することは自然なのである。

 

 火口直下を震源とする浅間山の火山性地震は4月から増加し、20日までに1,281回を観測した。21日には1日で53回の地震を観測したために、翌日には警戒警報が発令された。また箱根山でも火山性地震が4カ月で4,000回を超え、地面が15cm隆起した。  今年に入って小規模な噴火は572回目となる桜島の噴火が活発化し21日には噴煙が4,300mを記録した。桜島の噴煙は鹿児島を訪れる旅行者にはおなじみのものではあるが、昨年の御岳山の噴火を考えれば、浅間山、箱根山、桜島と立て続けに観測される火山活動の活発化は十分な警戒が必要であろう。

 世界中の火山と地震の情報を伝えるVolcano Discoveryの最新情報をみるとRing of Fireの火山の多くが活発な噴火を起こしていることがあきらかになる。日本の火山の噴火もその中のひとつとしてとらえるべきである。

 

5月23日 フイリピンのBulusan火山が噴火

5月23日 ソロモン諸島でM5.4の地震が発生。

5月29日の鹿児島県・口永良部島の噴火活動は高温のマグマが地下水に接触して起きるマグマ水蒸気爆発と考えられているが、マグマ活動は長期化の兆候をみせている。

これより前、5月22日に世界各地の火山の活動が活発化した。

Batu Tara(インドネシア)

Lokon-Empung(インドネシア)

Fuego(グアテマラ)

Telica(ニカラグア)

Chaiten(アルゼンチン)

Piton de la Founaise(レユニオン)

国内では、

阿蘇山

箱根山

桜島  

 これらは全てRing of Fireの一部であることにもう一度、注意を払ってほしい。もちろん福島第一の地震対策は万全にしておきたい。

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