ウィーンレポート

核拡散とNPTの歴史(第二回):国際原子力機関(IAEA)の設立

今回は1953年12月8日に米国のドワイト・D・アイゼンハワー大統領が1953年12月の国際連合総会で行った「平和のための原子力(Atoms for Peace)」として知られる演説の頃から国際原子力機関(IAEA)設立への経緯を考えてみる。

EU、キャサリン・アシュトン氏、イランとの交渉を継続

11月24日の期限に向け、イランとEU3+3 (P5+1)の交渉の再開が予定されている。EUのキャサリン・アシュトン上級代表が米国のケリー国務長官と交渉を主導してきたが、11月1日から就任するユンカー次期欧州委員会委員長の新体制の下でも、アシュトン氏が交渉がまとまるまで担当することになった。写真はP5+1とイラン代表とアシュトン氏を含む会議の風景。

 

E3+3とイラン:道は遠い(その2)

ウクライナ、イスラム国、パレスチナと国際情勢は問題が山積みである。その陰に隠れ核拡散の話題は地味で、イラン問題もあまり報道されていないので、IAEAの最近の報告書を紹介する。

核拡散とNPTの歴史(第一回):核拡散の始まり

編集者から「核拡散とNPTの歴史に関して、歴史を整理して伝えることは我々の世代の責務のように思えます」と励まされ、これから何回になるかは分からないが、順次核拡散とNPTの歴史を振り返ってみたいと思う。第一回としては核兵器開発の進められたマンハッタン計画の開始時から既に始まっていた核拡散の実情を考える。1953年12月の米国大統領アイゼンハウアー大統領の「平和のための原子力(Atoms For Peace)」演説の前までを見ていく。

ウクライナの原子力

ウクライナでは親西側の政府とそれに対抗する親ロシア勢力の抗争が続き、ロシアが天然ガスの供給を停止したとのニュースも伝えられている。ウクライナのエネルギーは歴史的にも旧ソ連時代から原子力発電にも強く依存してきた。ウクライナ問題を考える上で、ウクライナの原子力を知ることは役に立つと思うので、その概要を紹介する。

プルトニウム報告漏れ

主筆のヒロユキさんから「IAEAへの申告漏れが話題となっています」と連絡を受け、調べた結果をまとめてみた。申告漏れとは玄海3号炉で2011年3月に原子炉に装荷されたウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)」燃料に含まれるプルトニウムは640kgの年次報告に関するものであった。様々な報道を見るにつけ一般の方には分かりにくい問題と思われるので、説明を試みた。

E3+3とイラン:道は遠い(その1)

 6月のIAEA理事会が迫っている。最近の IAEAのイランでの査察活動を紹介する。 IAEAとイランは5月20日にテヘランで5項目の合意に達した。また、更なる合意をめざして、7月20日の期限に向け、E3+3とイランもウイーンで交渉してきた。今後のイラン行方を考えてみた。

国連科学委(UNSCEAR)国連総会への報告 (2013年10月)

1年ほど前に、放射線の影響に関する国連科学委員会United Nations Scientific Committee on the Effects of Atomic Radiation: UNSCEAR)の福島原発事故に関する活動を紹介した。昨年の秋、国連総会へUNSCEARの報告が提出された際に、紹介しようと思っていたのだが、イランの投稿などで遅れてしまった。UNSCEARの定期会議は例年5月に開かれるのにあわせて投稿した。

昨年10月、UNSCEARは国連総会にその活動を報告した*1。科学的評価を依頼されていた次の2件について詳細な添付文書が公開された。

A: 2011年の東日本大震災と津波の後の原子力事故による放射線被曝のレベルと影響*2

B: 子供の放射線被曝の影響*3

*1:http://www.unscear.org/docs/GAreports/A-68-46_e_V1385727.pdf

*2:http://www.unscear.org/docs/reports/2013/13-85418_Report_2013_Annex_A.pdf

*3:http://www.unscear.org/docs/reports/2013/UNSCEAR_2013_Report_Annex_B_Children.pdf

専門外なので、報告された内容を評価はできないが、簡単に紹介したい。

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