日本の癌罹患率〜福島の癌は少ない

福島の甲状腺癌発生率の有無が注目を浴びている。日本の癌発生率統計の都道府県比較が1975年から各都道府県が癌登録を行い、2011年に国立がん研究センターが「全国がん罹患モニタリング集計(MCIJ)2011年罹患数・率報告」をまとめた。

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福島第一の線量評価とメルトダウンの関係

福島原発事故から5年目を迎えるいま「福島の甲状腺癌発生率が30倍となった」という論文(Tsuda et al. Epidemiology, 2015)に対して、「みつかった甲状腺癌の起源は原発事故による汚染にない」とする意見や「癌発生はさらに増えて(311前の)100倍規模となる」とする悲観的な警告にいたるまで様々な意見が存在する。このような状況で一番苦しんでいるのは子供が被曝したかもしれないと思い込んでいる親たちだろう。体内被曝が少ないという(早野教授の開発したBaby Scanも含め)福島のフルボデイカウンター計測結果に、希望を託す状況が続いている。

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Pal system食品の放射線検査結果について

Pal systemというのは生協の食料品販売システムのことで、放射能自主検査を行った結果を公開し、安全が保障された食品の供給に努めている。311から6年目を迎えても毎日の食卓にのぼる食品の放射線計測値が気になる。最新の結果(2015/12/14)の計測結果を以下に転載する。産地はPal systemの所在で変わるがそれぞれに放射線計測結果は通知されるので、利用者は一読するとよい。計測値が品目と産地に強く依存することがわかる。今回のPal system放射線計測結果は福島から100km離れた地域のもの。

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福島の体内被爆の考察

 チェルノブイリの倍近くのCs137フォールアウトをもたらしながら、奇跡的に体内被爆が少ないとされる(早野 et al.)。一方では福島の甲状腺癌発生が事故前の30倍に増加したとされる論文(Tsuda et al. Epidemiology, 2015)や米国の専門家の今後、癌発生の増加は100倍、という警告がある。これらの矛盾で混乱が生じているが、ここでI131の放出について考察してみる。

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メルトダウンの歴史

米国のサンタスザンナで行われていたSRE(Sodium Reactor Experiment)と呼ばれるナトリウム炉の実験炉が1959年に、ナトリウム冷却系にシーラントが混入したため、高温になって燃料棒43本のうち13本が損傷した。一部がメルトダウンして圧力容器周囲を汚染したが、事故は隠蔽されて運転を開始しようとしたが、放射能汚染が深刻で廃炉となった。

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福島第一のメルトダウンを知っていたIAEA

タカタエアバッグのデータ隠匿、VW社の不正、東芝幹部の虚偽報告など一連の不正問題が明らかになっているが、今回、政府が福島第一のメルトダウンを一ヶ月半にわたって隠し続けていたことが明らかとなった(Manichi Daily News)。

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評価が分かれる福島の放射能汚染

アメリカのメデイアと動画サイトに頻繁に登場するフェアウインズ・エネルギー・エデュケーション(NPO)のアーニー・ガンダーセン氏は(ベント時ではなく)原子炉格納容器が破損した際に、大量の高レベル放射性物質が大気中に放出された結果、原発作業者と付近住民が吸い込み体内被ばくの影響で癌発生率が5年目を迎える2016年から、10倍から100倍(100万人規模)に増えると警告している。

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福島の癌発生リスク増大の報道について

本コラムでは癌発生メカニズムの立場で放射線の被曝による癌発生リスク、特に低線量被曝の影響について、長期に取り組む姿勢でいる。一方で、残念だが避難住民を惑わすような記事も相変わらず跡を絶たないことも事実である。例えば国内ではメデイアに好まれる専門家(自称)が、「放射線レベルが増大し続けていて、3年後には日本に住めなくなる」という極論を発信している。

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