2号機原子炉格納容器内部調査における高放射線量について

2号機の内部では1月30日、溶け落ちた核燃料の可能性がある黒い塊が撮影された。原子炉圧力容器の外側でも運転中の原子炉圧力容器内と同程度の放射線量にあたる毎時530Svという高い放射線量相当と報じられている。しかしその計測値は線量計で計測されたものではない。

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黒鉛型原子炉の核廃棄物の再利用〜半永久バッテリーに転用

かつて商業原子炉の選定にあたって英国型原子炉を導入する予定であった。原子力利用(軍事・商用)において英国はマンハッタン計画に参加した主要な核物理研究者の一人であるウイリアム・ペニーが、英国に独自の技術を開発する原動力となった。

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損傷DNAを修復するゲノム編集技術〜難病治療に光

ゲノム編集で損傷を受けた脳のDNA配列を修復する新しい技術が開発された。これによって従来は不治の病とされてきた脳機能障害を治療することが可能になろうとしている。放射線によるDNA切断は生物に様々な障害をもたらすが、意図的な切断、挿入、削除を治療に使う遺伝子治療技術が2013年以降、注目を集めているが増殖しない細胞に対してもゲノム編集が可能にななった。

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IAEAレポート:福島が大洋の1/3を汚染ーフォローアップ

先にIAEAが2014年7月に行われたフイールド調査の結果、2か所の海水からCs134とCs137が検出されたという発表を行ったことを記事に書いた。

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骨粗鬆症の薬が乳癌の進行を阻止する?

女優のアンジェリーナ・ジョリーが遺伝子検査の結果、癌リスクを取り除くために、乳房切除手術を受けたニュースが記憶に新しい。その遺伝子がBRCA遺伝子(BRCA1、BRCA2)である。切除で乳癌リスクが87%(すなわちほぼ確実)から、5%(ほぼゼロリスク)になる。現在は乳房再生技術も発達しているとはいえ、若い女優としては勇気のいる決断だったであろう。

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アポロ宇宙飛行士に多い循環器障害は被曝が原因

最新の研究によればヴァン・アレン帯の外側に行った宇宙飛行士は循環器(心臓・血管)の病気での死亡率が高いという結果が明らかになった(Scientific Reports online June 22, 2016)。研究はISS搭乗の宇宙飛行士と地球を離れたことがない宇宙飛行士には有意な差はなかったが、アポロ宇宙飛行士のみ循環器疾病が多く、それが被曝によるとしている。

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イランの核開発研究者の処刑〜科学者とスパイの狭間

イランの核開発は6カ国会議が集結し2016年1月16日に米国など6カ国とイランの最終合意に基づき核開発の縮小が履行され、対イラン制裁の多くが解除されている。しかしイランの核開発の疑惑に端を発した事件の全てが解決したわけではない。8月にイランの核開発携わった研究者サハリー・アミリが国家機密をCIAに提供した罪で処刑されている。

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原子力に未来を託すのか、パンドラの蓋をどう閉じるのか

最近、原子力に関する議論が再燃しつつあることはすでに書いた。1970年代に頂点を持つ原子炉建設ブーム(ここではベビーブーマー世代と呼ぶことにする)、対して311の前年、2010年を頂点とするいわゆる「原子力ルネッサンス」である。311の影響は新規原子炉建設を明らかに減速し、世界は再生可能エネルギーへの転換を模索するようになった。

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