放射線の真実

アポロ宇宙飛行士に多い循環器障害は被曝が原因

最新の研究によればヴァン・アレン帯の外側に行った宇宙飛行士は循環器(心臓・血管)の病気での死亡率が高いという結果が明らかになった(Scientific Reports online June 22, 2016)。研究はISS搭乗の宇宙飛行士と地球を離れたことがない宇宙飛行士には有意な差はなかったが、アポロ宇宙飛行士のみ循環器疾病が多く、それが被曝によるとしている。

イランの核開発研究者の処刑〜科学者とスパイの狭間

イランの核開発は6カ国会議が集結し2016年1月16日に米国など6カ国とイランの最終合意に基づき核開発の縮小が履行され、対イラン制裁の多くが解除されている。しかしイランの核開発の疑惑に端を発した事件の全てが解決したわけではない。8月にイランの核開発携わった研究者サハリー・アミリが国家機密をCIAに提供した罪で処刑されている。

原子力に未来を託すのか、パンドラの蓋をどう閉じるのか

最近、原子力に関する議論が再燃しつつあることはすでに書いた。1970年代に頂点を持つ原子炉建設ブーム(ここではベビーブーマー世代と呼ぶことにする)、対して311の前年、2010年を頂点とするいわゆる「原子力ルネッサンス」である。311の影響は新規原子炉建設を明らかに減速し、世界は再生可能エネルギーへの転換を模索するようになった。

ロシアがバクテリア核変換を実用化〜核種変換はグレイ・サイエンスなのか

世の中を混乱させたフェイク・サイエンスは全く根拠がないデマカセのもの(ダーク・サイエンス)や論理的に否定できないが、再現できない類のグレイ・サイエンスがある。前者にはデータを捏造したシェーンの高温超伝導の実験や韓国の幹細胞捏造実験があり、常温核融合やSTAP細胞事件は後者に属する。実は学術雑誌に論文が掲載されたものの中にも、追試不可能なものも多い。最近のH2S(H3S)の高圧相の高温超伝導にも懐疑的な見方もあるが、多くの場合従来の理論予想の枠外の実験データはグレイ・サイエンスの疑いをかけられることが多い。

大幅に引き上げられる米国の放射性物資基準値

福島第一の事故を契機として一般人の許容される被曝限度が年間1mSvから20mSvに変更されたことは記憶に新しい。事故後ということもあり突然の変更に戸惑った人も多い。このほど米国の環境庁(EPA)が飲料水の基準値を改正して以前の値から1,000倍も高く許容度を設定する。

テユーリンゲンの地下探査〜ナチスの核兵器を追って

NBCニュースによれば、テユーリンゲンの地下に隠された核兵器を探査して、ドイツの原爆製造の真相を解明しようとする計画が進行中である。

東京に降ったセシウム・フォールアウトについて

福島第一原発の事故による放射性微粒子が数日後に東京にフォールアウトとなり降り注いだ。最新の研究でその詳細が明らかになってきた。フォールアウトの状態は"Glassy Soot"と呼ばれる「水に溶けないガラス状の微粒子」だった。

癌完全治癒に向けてのオンコロジストのメッセージ

オンコロジーは形式的には「腫瘍学」となり悪性細胞すなわち癌細胞の化学療法や放射線療法を含む多岐にわたる治療のことである。サイコオンコロジーという精神医療分野もあり、現代医学の巨大な一分野である。しかしできれば関係を持ちたくないと誰もが願っているだろう。実際、著名なオンコロジストは放射線治療の被曝を完全否定して批判されているし、化学的治療が形骸化し薬会社の利権によって歪められているという話はよくきく。癌の存在が薬会社の利益を支えているので、癌がなくなれば廃業せざるを得ないから当然と言えなくもない。そのオンコロジストの一人が完全な癌治癒の未来が近いという。さてあなたなら信じられるだろうか。

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