原子力事故を過小評価していた米原子力規制委員会

福島第一事故の際の保安委員会の不手際には眼に余るものがあった。東電と政府、保安委員会がそれぞれに指揮権を持つかのようなバラバラな行動はTV会議動画が出回って、国民が疑惑を持つことになった。保安委員会はその後、規制委員会となり米国の規制委員会(NRC)のような事故時の対応の一元化ができるようになった。しかし厳しい管理下にあるはずの米国の核施設は廃棄物汚染問題が浮上し、万全と思われていたNRCの原子炉事故について過小評価していたことが「ポスト福島の原子力安全性」という表題の最近の研究によって明らかになった(Science 356 6340 808 (2017))。

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放射線照射で物質が液体化する可能性〜これまでの中性子照射効果は過小評価か

放射線照射による結晶の非晶質化の研究の歴史は古い。アモルファス半導体物理が70年代にブームとなる以前から、照射による欠陥生成と格子変形で長周期性が失われることはよく知られていた。70年代後半にはランダムネットワークの計算機モデリングと中性子散乱の実験が組み合わされて、結晶の長距離秩序は損なわれても短距離秩序は変化しないことすなわち、「短距離秩序の保存」が、急冷や照射効果で得られる非晶質物質の特質であることがわかってきた。

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宇宙天気に影響を与えた冷戦〜高高度核実験

地磁気を反映した宇宙天気は人間生活への影響はないというのが通説だった。出かける前に宇宙天気予報をみていく人はいないだろう。このコラムでは日本語と英語の宇宙天気が人間生活に影響を及ぼすと考えてリンクをはっている。最たるものが太陽活動に直結する紫外線の影響である。冷戦時に行われた高高度核実験で地球磁場が影響があったことがわかってきた。

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無視できないラドンリスクについて

すでに放射性ラドンが温泉の他に肺癌リスクファクターとなることについて記事を書いている。そのリスクは喫煙についで2番目となると書けば、驚くかもしれないが事実である。150Bq/m3あたりの肺癌リスクは24%と侮れない。ラドンが始末に悪いのは気体であるため屋内に溜まりやすいこと。呼吸により肺細胞が被曝するのである。

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プルトニウムの混合原子価が発見される〜安全な廃棄物処理を目指して

橋も棒にもかからない最悪の核廃棄物が定着しているプルトニウム。核兵器材料となるPu239の半減期は2万4000年である。超ウラン元素であるプルトニウムは核反応生成物として知られるが天然ウランにもごく微量含まれる。しかしその性質を始めまだよくわかっていないことが多く、謎の多い物質である。一つには核兵器の原材料であるがゆえに、その研究の制約が大きかったためである。

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原子力リスク専門サイトNuke Proの教える核対処術

にわかに北朝鮮の核ミサイル対策がメデイアを賑わしている。危険度は計り知れないが現実性は低いとみられる。しかし簡易核シェルターやガスマスクが売れている事実は、どこかにそうしたあり得ない事象が現実に起こり得ることを我々は福島第一事故で知ってしまった。事故が起きたら関係する人にとって確率の話は意味がない。311で「あり得ない事象」が起きた。

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巨大フレアで起きる「全電源喪失」リスクに備えよう

北朝鮮の核実験の可能性が高まる4月25日だが、それとは別のもっとスケールの大きい地球の危機が話題になっている。太陽フレアである。フレアがもたらす磁気嵐はこれまでも度々地球に影響を与えてきた。このコラムでもリンクを張っている宇宙天気予報によると、4月24日付の情報では以下のような記述がある。

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Liイオンバッテリーの発火危険性〜リスクは回避されたのか

2013年1月7日に「ドリームライナー」ボーイング787JAL機のボストン空港での発火事故の事件は記憶に新しい。787機のバテリーは2箇所あり、発火事故があったのは、機体後方の補助動力装置(APU)用のバッテリー。セル製造元は日本のGSユアサ、電源制御システムをフランスのタレス社が担当した。

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