ピカソの青の時代の絵画に隠された真実〜ポータブルXRFイメージング

ピカソの青の時代とは1901-1904年のピカソが親友であるカサジェマスの自殺に衝撃を受けて青色を基調とした暗い色調の悲しさに溢れる作品を送り出した期間のことである。その青の時代の代表作である"La Miséreuse accroupie"(かがみ込む女)と題された絵画の背景に別の作者の絵画が隠されていることがノースウエスタン大学の研究チームによって明らかになった。

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自己修復効果を持つ複合酸化物の放射線損傷

物質の放射線照射では欠陥が生成されるため機会的強度を低下させるとして、原子炉容器の材料にとっては深刻な問題となることが多い。ロスアラモス国立研究所の研究チームは、酸化物への放射線照射が拡散を増加させて欠陥が自己修復する現象を見出した。(Perriot et al., Nature Comm. 8:618, 2018)。

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放射線治療の後遺症(難聴)にHGF発現とc-Met活性化が関与

放射線治療は癌細胞のみを死滅させるとされるが、実際には個人差により異なる様々な副作用が存在することは事実で、多くの患者が治療後の後遺症に悩んでいる。つまり放射線治療は正常な細胞にも少なからぬ損傷を与える。後遺症をなくすための研究で腫瘍の増殖に関与する分子経路が明らかにされた。

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水爆の放射性廃棄物で新たな太平洋の核汚染リスク

太平洋の放射能汚染といえば福島第一の汚染水排出と思われがちだが、すでに忘れ去られようとしていた水爆実験の放射性物質を閉じ込めたはずのコンクリートドームが水没し、放射能漏れを引き起こしている。

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副作用を低減する放射線治療計画アルゴリズム

放射線治療における副作用とは被曝による生体効果に他ならない。ピンポイントの放射線治療や重粒子線照射など先進医療を除けば、一般の治療で使われる放射線照射では副作用(被曝)のリスクは決して低くない(無視できない)。治療を受ける患者の肉体的・精神的負担は大きいため、副作用を低減することが強く求められている。

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Zn-DTPA〜超ウラン元素体内除去薬で救われた”Atomic Man”

ハンフォードの核施設はマンハッタン計画で長崎型原爆のプルトニウム製造に始まりプルトニウム製造拠点となった。現在は閉鎖されているが、放射能除染が行われたが地下水の核汚染で周辺住民に健康被害をもたらした。また施設内では危険なプルトニウム精製過程で何度か被曝事故も起きている。

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ハンフォードB炉の歴史〜プルトニウムと物理学者の深い関係

環境汚染のリスクがあるにもかかわらず、核施設は(皮肉なことに)美しい自然環境につくられる。例えば米国のオークリッジ核施設(4つの施設の中の一つX-10が現在のオークリッジ国立研究所)はテネシー州スモーキー国立公園の近くの緑豊かな丘陵地帯にあった。緩やかな傾斜の山林は日本でもよく見られる地形で親しみやすい。この一帯は米国で最も自然環境が保存されていると言われるが、実際に田舎道で車が渋滞している時は大抵、野生のクマや鹿が道路を横切る時である。この美しい風景がかつて原爆製造拠点だったとは想像がつかない。

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核兵器と核爆発の知識〜知らないでは済まされない現実

北朝鮮のミサイル発射問題に呼応して国内でも核兵器や爆発に備える記事が目立つ。しかし唯一の原爆被害国でありながら、もしくはその結果としての核アレルギーのためか、一般には米国では常識とされる核兵器や核爆発に対する理解が低い。

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