Liイオンバッテリーの危険性〜未熟な技術の抱えるリスク

離陸前にサムスンのGalaxy Note7を持っていたら大変なことになる。機内アナウンスで電源オフとして乗務員に渡さなければならないが、離陸が遅れることは必至だからである。ドリームライナー787のユアサバッテリー(注1)発火事故の記憶も新しい中で、看板製品としては考えられない屈辱と53億ドルという巨額な損失を出した発火事故の原因究明の正式報告が行われた。

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チェルノブイリ跡地にギガソーラー〜中国とドイツ企業が推進

福島には再生可能エネルギー推進ビジョンが見直しされより住民の暮らしを支援する方向に着々と整備されている。一方、チェルノブイリ周辺の土地は今でも空間放射線量が規制値を超えるためたち理禁止となっているが、石棺を覆う安全シェルターもほぼ完成し周辺の土地の有効利用が検討されている。

このほどウクライナ開発に世界各国から39社が関心を示し、中国とドイツの技術で事故の爪痕の残る規制のかかるチェルノブイリ周辺地区に巨大なギガソーラーパネルを(大型原子炉2基に相当する発電能力2GW)建設する計画が進められることとなった。

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カーボンナノチューブでつくる水分解ナノ触媒

ボローニャ大学の研究グループはカーボンナノチューブ上のパラデイウムとTiO2の複合ナノ構造の新型触媒を用いた高性能水分解ナノ触媒を開発した(Nature Commun. 13549 (2016))。導電性の良いカーボンナノチューブ上パラデイウムを触媒とした水分解反応がOH-基親性のTiO2により加速されるシナジー効果により高効率の水分解が可能となる。

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3Dバッテリー最前線〜スピンオフ企業で実用化

携帯機器やEVの普及でLiイオンバッテリーの開発競争が激しい。運転しながらチャージステーション探しに一苦労するEVや暇さえあれば充電しなければならないスマホは持ちたくないだろう。80%充電30分でもガソリンを入れる1分に慣れると苦痛だし、急いで出かけるときにはスマホ充電の余裕はない。

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極地の海氷面積を地球温暖化と関連づける危うさ

地球全体の海氷面積(南極と北極の海氷面積の合計)の1年間の変化を示したグラフ(以下)を根拠に、2016年(図中の赤線)の値が重ね合わされた例年の季節変化の変動範囲(グレーの背景)を逸脱していることを根拠に、地球全体の海氷が減少傾向を強めている証拠とする記事が話題を呼んでいる。

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21世紀はカーボンの世紀となるか〜未来を開くカーボンデバイス

19世紀は機械の世紀、20世紀は情報の世紀と呼ぶことができるとしたら、21世紀は量子の世紀と呼ばれるかもしれない。その場合、カーボンの世紀となる可能性が高くなった。もちろん19世紀にも内燃機関の燃料の主役は化石燃料であり鉄鋼産業を含めれば鉄とカーボンの世紀でもあった。同様に20世紀はシリコンの世紀とも言えるだろう。21世紀に活躍するのがカーボンになることを誰が予測していただろうか。

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もんじゅ・成田空港・築地市場に共通すること〜見通しの甘さ

羽田空港と成田空港の関係は伊丹空港と関空、中国の虹橋と浦東の関係に似ている。国内線を中心としたローカル空港と拡大する国際線に対応するための関空は、相補的な2空港として両立すべきだとされている。実は東京・大阪と中国の上海の空港事情も似ている。東京と上海市は、どちらも増え続ける航空旅客数に対応するため、手狭になった都心に近い空港を国内向けとして、やや離れた地域に新規に国際空港を建設した。ちょうど同様の理由で日本が成田や関空を建設したのと同じである。

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羽田空港の現在・過去・未来〜持続性のある将来計画へ向けて

 地理的な制限を考慮しつつその時代の先端土木技術を投入しながら拡張を続けてきた羽田空港の歴史はそのまま日本の高度成長の歴史でもある。羽田空港は穴守神社周囲に広がる干潟を利用し1931年に空港として利用が始まった。その後、1929年に日本航空株式会社の前身である日本航空輸送が運航を開始する。1938年頃に空港が拡張されたが、滑走路は1本(34L-16R、A滑走路)で、1946年にB滑走路と呼ばれる04-22が完成し、1947年に滑走路2本体制で国際線が就航する。

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