多孔質グラフェンがもたらす電気化学の新展開

カーボンナノチューブ、グラフェンを代表とするカーボン系ナノ物質は特異な電子状態を利用してバッッテリー、電子デバイスや非貴金属触媒への応用が盛んである。特に再生可能エネルギーの普及には貴金属資源を使わない触媒・電極材料としてカーボン系ナノ物質が期待されている。

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ナノテクによる水浄化技術〜淡水化と放射能汚染除去

福島第一事故を契機に世界中で個人向けの汚染水の浄化装置が市場に出回った。これまでも水道の蛇口に取り付ける簡易型の浄化装置やアウトドアで河川の水を飲料水とする携帯型などは市販されていた。一方、福島第一では大量の汚染水処理には多核種除去設備(ALPS)などを含む複数の浄化設備で処理される。汚染水中に含まれるCsおよびSrの濃度を下げてから、多核種除去設備(ALPS)でT(トリチウム)以外の放射性物質が取り除かれる。

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ソーラー・ジオエンジニアリングについて

ジオエンジニアリングという言葉を知らない人でも、近頃青い空を見る機会が減ったことに気がついている人は多いのではないだろうか。また消えずに拡散していく飛行機雲が増えたと感じている人もいるだろう。この飛行機雲もどきの正体はソーラー・ジオエンジニアリングと呼ばれるエアロゾル粒子を高空(成層圏)で散布することで、太陽光を遮蔽し地上に到達する熱量を減少させるためのものである。

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オルタナテイブ・テクノロジーを見極める

テクノロジーは成熟して社会になくてはならない存在になると、それを提供するメーカーとユーザーの利益相反をもたらす場合がある。時には科学技術の進展が反映されず、緩やかな性能向上で新製品を一定のスケジュール(ロードマップ)に沿って、市場に送り出すことで事業の持続性を確保するようになる。そうなるとユーザーは僅かな新機能や性能向上でしかない次世代モデルを買わされるようになり不満が募る。しだいに作為的なまでに遅々として進まないテクノロジーに閉塞感が募って、画期的な突破口はないかと思う人が増えていく。人々はは遅すぎるテクノロジーの進み方にうんざりし、希望を叶えてくれるオルタナテイブ・テクノロジーに飛びつくことになる。

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Liイオンバッテリーの危険性〜未熟な技術の抱えるリスク

離陸前にサムスンのGalaxy Note7を持っていたら大変なことになる。機内アナウンスで電源オフとして乗務員に渡さなければならないが、離陸が遅れることは必至だからである。ドリームライナー787のユアサバッテリー(注1)発火事故の記憶も新しい中で、看板製品としては考えられない屈辱と53億ドルという巨額な損失を出した発火事故の原因究明の正式報告が行われた。

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チェルノブイリ跡地にギガソーラー〜中国とドイツ企業が推進

福島には再生可能エネルギー推進ビジョンが見直しされより住民の暮らしを支援する方向に着々と整備されている。一方、チェルノブイリ周辺の土地は今でも空間放射線量が規制値を超えるためたち理禁止となっているが、石棺を覆う安全シェルターもほぼ完成し周辺の土地の有効利用が検討されている。

このほどウクライナ開発に世界各国から39社が関心を示し、中国とドイツの技術で事故の爪痕の残る規制のかかるチェルノブイリ周辺地区に巨大なギガソーラーパネルを(大型原子炉2基に相当する発電能力2GW)建設する計画が進められることとなった。

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カーボンナノチューブでつくる水分解ナノ触媒

ボローニャ大学の研究グループはカーボンナノチューブ上のパラデイウムとTiO2の複合ナノ構造の新型触媒を用いた高性能水分解ナノ触媒を開発した(Nature Commun. 13549 (2016))。導電性の良いカーボンナノチューブ上パラデイウムを触媒とした水分解反応がOH-基親性のTiO2により加速されるシナジー効果により高効率の水分解が可能となる。

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3Dバッテリー最前線〜スピンオフ企業で実用化

携帯機器やEVの普及でLiイオンバッテリーの開発競争が激しい。運転しながらチャージステーション探しに一苦労するEVや暇さえあれば充電しなければならないスマホは持ちたくないだろう。80%充電30分でもガソリンを入れる1分に慣れると苦痛だし、急いで出かけるときにはスマホ充電の余裕はない。

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