火星往復での放射線量〜RADによる宇宙空間の線量

火星旅行はかつてのSFの中の話だと思っている人は時代に取り残されていると言っても過言ではない。NASAと欧州宇宙局は共同で開発したオリオン宇宙船で1972年以来となる地球周回低高度軌道を離れて宇宙空間に乗り出す。まず月周回軌道を行い、その後2021年までに火星への有人飛行を試みる。

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太陽放射に依存する気候変動〜温暖化に不都合な真実

太陽活動が長期的な変動を繰り返し低下した時に氷河期を迎えることについてはすでに紹介した。また最近のロシア科学アカデミーの研究者が太陽活動が低下する傾向にあり、約15年後の2030年から寒冷化が強まり、ミニ氷河期(Little Ice Age)に突入するという学説が発表されていることも紹介した。

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「放射ブレーキ効果」で減速される太陽表面の自転速度

太陽の自転は「差動回転」である。地球と異なり太陽は内部が表面と一緒に自転しない。そのため太陽の磁極と表面は同一の自転周期を持たない。太陽表面の自転速度は内部より遅く、また緯度によっても異なる複雑な回転運動をしていることが知られている。

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世界最大の赤外線反射望遠鏡スーパーハッブル

 

ハッブル宇宙望遠鏡は世界最大の口径を持つ光学式宇宙望遠鏡である。ハッブル宇宙望遠鏡によって宇宙の創世記に関する数多くの新しい知見がこれまでに得られている。後継機となる"The James Webb Space Telescope (JWST)"はNASAのゴダード宇宙飛行センターで完成に近づきつつある。打ち上げられれば135億光年以前までの宇宙の観測が可能で宇宙の果ての新しい知見を人類にもたらす。

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国際規制で修復に向かうオゾンホール〜科学者の勝利

CO2排出規制は京都議定書を引き継ぐ形で、COP21で採択されたパリ協定に世界の主要国が同調し、先進国には重い排出規制が突きつけられている。地球温暖化の議論には(ミニ氷河期が近位という真逆の反論もある中で)、温暖化が仮に有意だとしても、その犯人がCO2増加のみとするいかにも短絡的な議論が一人歩きするようになり、ドグマとなっていった。CO2排出規制はいよいよ世界のすべての国が取り組む課題となった。(注1)このコラムで大気汚染やオゾン層破壊を取り上げるのはCO2排出問題が原子力の是非の議論に深く関わっているからである。

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宇宙の円形粒子加速器〜ヴァン・アレン帯

宇宙に巨大な粒子加速器が存在していることを知らない人がほとんどであるが、実は人類が作った世界最大の円形粒子加速器LHC(周長27km)をはるかに上回る規模の自然の加速器が宇宙に存在する。地球から数1000km離れたヴァン・アレン帯中で電子は相対論の有効になる光速の99%まで加速されるが、そのメカニズムの詳細は未解明(注1)である。

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解明されたバンアレン帯の謎〜第3の放射線帯

地球上の生命は地球磁場でトラップされた荷電粒子(電子・陽子)がドーナッツ状に取り囲んでいるヴァン・アレン帯によって太陽風や宇宙線の荷電粒子から守られている。ヴァン・アレン帯は1958年に打ち上げられた米国の人工衛星(エクスプローラー1号(注1))の観測データにより発見された。

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オゾン層とUV照射量の関係〜人類が自然環境保護に成功した例

オゾン層に穴が開くオゾンホールが局地に形成されつつあり、オゾン層が弱まっていることと地球上のUV照射量が相関関係にあることは確かである。UV照射量が増えれば皮膚癌の発生率も増える。温室効果ガスの中でCO2ばかりが話題になるが、オゾン層の将来の予測はどうなのか気になるのではないだろうか。

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