Skylon−欧州の格安宇宙船

 イギリスのメーカーが計画中のSkylonという宇宙船は宇宙飛行のLCCになる可能性を秘めている。ロケットを使わずに地上から飛び立ち、空気を圧縮して燃料に点火して(酸素濃度が低すぎない高度までは)液体酸素などの酸化剤を使わないロケットエンジンを使い、数100回使用すると、コストが1kgあたり650EUという破格の値段になるからだ。

 

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 Skylonは高度が上がって空気の密度が低くなったら自前の液体酸素を使用することで、成層圏を脱出する。荒唐無稽ではない。その機体の外観は写真のようにこれまでの補給船とは異なる。現在、英国政府が資金を提供してエンジン開発が進められている。

 性能的には補給船としてはかなり大型で定員30名、荷物15トンで全長が83.3mと最新ジャンボ機747-8型機の76.4mより長い、旅客機とみるならば最大級の長さを誇る。おもしろいのは操縦は全自動で遠隔で行われるため定員の30名は全員乗客である点で、いかにも欧州らしい節約精神がみてとれる。またモジュール化によって人員と荷物を最適化して乗せることで効率化をはかっている。

 

Skylon

 

 欧州のISS補給船は7.7トンの輸送能力を持つが、その倍以上の輸送能力は驚きである。開発が予定通りすすめば2019年には初飛行、」2022年にはISSへの運行となる。ただしそれまでISSが存在すれば、の話だが。しかしISSの後継となる宇宙ステーションができれば、格安の人員輸送や補給が可能となることは間違いない。少なくともサンダーバードの宇宙船ZERO-Xのように地上から出発する宇宙船が現実の世界に登場するいンパクトは大きい。

 

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