モバイル型ストロンチウム除去装置

 東京電力は汚染水の処理済水貯留タンクの逆浸透装置の廃液を貯留するRO濃縮水タンク、蒸発濃縮装置の廃液タンクから高濃度のストロンチウムを除去するモバイル型ストロンチウム除去装置を開発した。

 ALPSではストロンチムだけは除く事ができたいので、ストロンチウムを除去する専用のシステムが不可欠である。

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 モバイル型ストロンチウム除去装置の構造(東京電力資料)はフイルタ(SS、UF)、吸着塔、制御システムなどをユニット化してコンテナーに納めスキッドと呼ばれるパレットに収めたモジュールを組み合わせて可動式としたものである。

 フイルタ部はSSフイルタで粒子状のSr、UFフイルタで微粒子状のSrを集め、吸着塔でSrイオンを除去する3段で除去効率を上げる設計である。モバイル性を高めるため主配管はEPDMゴムとしてある。本格的な稼働に先立ってパイロット試験装置での実証試験が予定され2014年度後半に本格稼働が開始される。

用語集
SS (Suspended Solids)
水中に浮遊している不溶性の固形物(懸濁物質)のこと。(スラリー中に目に見える形で存在する固形分のこと)

UFスキッド(ウルトラフイルタスキッド)
スキッドの意味
クレーン吊ったり積み重ねたりするときに、傷やキンクと呼ばれるゆがみが発生しないようにしたり、吊り具を掛けるための隙間を作って作業性を向上させるためのもの。

ウルトラフイルタ
蛋白質,核酸,多糖類,有機および無機のコロイド状粒子などの 分離を目的とした活性層と,異方性ポリマーを多孔質フィルム状にキャスティングした スポンジ層からなる,分子サイズで分離する膜

RO濃縮水
RO(逆浸透)膜で濃縮された水

EPDM
エチレンプロピレンジエンゴム

 

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