最新の研究で書き換えられるチェルノブイリ事故の瞬間

 

史上最も過酷な事故(シビアアクシデント)として知られるチルノブイリ事故は原子力神話が崩れるきっかけとなった。もしこの事故がなければ原子炉建設の勢いは減速しなかっただろうし、ソ連崩壊も遅かっただろう。そのためこれまでに事故原因に関しては膨大な研究があるが、最新の研究によって事故の瞬間が書き換えられることになった。

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国産量子コンピューター試作機、無償公開へ

 

 スーパーコンピューターをはるかに超える高速計算を実現する「量子コンピューター」の試作機を、国立情報学研究所などが開発し、27日から無償の利用サービスを始める。世界的な開発競争が進むなか、試作段階で公開して改良につなげ、2019年度末までに国産での実用化を目指す。

 従来のコンピューターは、多数の組み合わせから最適な答えを探す際に一つずつ計算するが、量子コンピューターは極小の物質の世界の現象を応用し、一度に計算する。現時点では一度に計算できる組み合わせは、スパコンの数千分の1~数十分の1程度だが、理論上は1千年かかる計算も一瞬で済むとされ、人工知能や新薬の開発、交通渋滞の解消などに役立つことが期待されている。

 基礎研究は1980年代に始まり、日本の業績も世界的に評価されている。だが、実用化では米IBMやグーグルなどが先行。カナダのD―Waveシステムズは11年に一部実用化し、米航空宇宙局(NASA)や自動車部品大手「デンソー」、東北大などが活用している。

 

朝日新聞デジタル

 

コヒレント光源とサイエンスに関するWS〜第4世代光源の新たな基準とは

筆者がNSRL滞在中に開催された”Workshop on Coherent Light Source and Sciences”というワークショップに出席する機会を得た。ここでは会議の概略と筆者の感じた3GeV放射光の新展開(第4世代光源)について簡単に記したい。3GeV放射光問題の根底にある問題の理解と解決の糸口となれば幸いである。

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LHCが最高ルミノシテイを記録

後継機FCCの建設計画が前倒しとなり、ILCも縮小されつつ予算化をまつばかりとなったが、現在もLHCはエレルギーフロンテイアにあって、ルミノシテイ(高エネルギー加速器でいう輝度)を増強して、ヒッグス物理の詳細な知見を得る実験に余念がない。

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中性子高Q構造解析による亜塩素酸ジスムターゼ酵素構造決定

ウイーン大学の研究所グループはオークリッジ国立研究所の量子ビーム(中性子とX線ビーム)施設を用いて、亜塩素酸ジスムターゼ酵素と呼ばれる酸素発生酵素蛋白を調べ、この触媒が有害な産業廃棄物である亜塩素酸の分解する技術を開発した(Shaffner et al., ACS Catlysis 7, 7962, 2017)。 

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世界各地で観測されるフォールアウト核種

欧州とハワイの放射性核種フォールアウトが話題になっている。前者の放出源は特定されていないが、広域観測ネットでロシアもしくはカザフスタンとみられている。。後者は福島第1事故によるものであるが、シミュレーションマップと異なる数値が観測されている。

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スパコン世界ランキング、日本のベンチャーが4位

 スーパーコンピューターの計算速度の世界ランキング「TOP500」が13日発表され、日本のベンチャー企業が開発した海洋研究開発機構の「暁光(ぎょうこう)」が4位に躍り出た。日本のスパコンが5位以内に入るのは理化学研究所の「京(けい)」(神戸)以来で1年半ぶり。

 暁光はペジーコンピューティング(東京)などが独自開発したもので、海洋機構横浜研究所に設置。計算速度は京の約1.8倍の毎秒約1.9京(京は兆の1万倍)回で、今年6月に発表された前回ランクの69位から躍進した。

 当初は3位を目指していたが、部材調達の遅れなどで半分程度の性能にとどまった。今後も装置を拡張する予定で、斉藤元章社長は「来年11月に世界トップを目指す」としている。

 上位3機は前回と同じで中国が10連覇を達成。日本はほかに東大・筑波大の「オークフォレスト・パックス」が9位、京が10位で、いずれもランクを2つ落とした。

 来年は現在の首位の約2倍に当たる毎秒20京回近い性能が見込まれる米オークリッジ国立研究所の「サミット」が登場するほか、中国などが複数の10京クラスを計画しており、番付は大きく変わるとみられる。

 

産経ニュース

ICFA のILC早期実現を奨励と予算削減

「国際将来加速器委員会(ICFA)」は、いわゆる「ヒッグス・ファクトリー」として250ギガ電子ボルト(GeV)で運用する国際リニアコライダー(ILC)の建設を支持する声明を発表しました。声明の中でICFAは、ILC計画を継続的に支持するとともに、ILCを日本のイニシアチブによる国際プロジェクトとして、時宜を得て実現をすることを強く奨励しました。

以上、ILC通信より(声明全文の日本語訳あり)

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価数揺動の正体はリフシッツ転移〜CHESS放射光が謎を解明

価電子の概念は原子が結合によって不変の価数を持つ物質の結合に関与する特別な電子である。結合に関わらない電子は深いエネルギー準位にスピンが逆向きのペアをつくり強く束縛されている。一方、価電子が希土類元素を含む金剛原子価と呼ばれる物質の価電子は、温度や圧力で価数が変化し、物質が特徴的な超伝導や磁性を持つため注目を集めた。

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X線CTの意外な使い方〜カーボンキャプチャに貢献

スタンフォード大学キャンパスと隣接するメデイカルセンターには20台ほどのX線CTが設置されているが、内2台は地下室でエネルギー基礎科学の研究開発に使われている。

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