MRI−被曝の無い生体イメージングPart1

 この記事ではMRIについてPart2で概要、Part3で実際の装置についてかくつもりである。今回はその基礎となる核磁気共鳴について基本的な事柄をまとめてみた。

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EHS(電磁波過敏症)とは−WHOファクトシート296(2015)から

 MRI Part2の記事でふれたが、筆者はトンネル型MRI中でわずかであるが、体の内部がかゆくなると同時に身体が熱くなる経験を持った。そのときにこれは磁場効果もしくは電磁波の効果に違いないと思った。そういえば学生の頃に「生体の磁場効果」が真剣に議論されていた。いまでこそ分子磁性体が活発に研究されており、金属蛋白の中でもヘモグロビンやミオグロビンの磁化率は精密に測定されている。(生体への磁場効果は興味あるテーマであるので別記事で取り上げる。)

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MRI−被曝の無い生体イメージングPart2

 このコラムではCTやPETなど放射線医療機器をシリーズで取り上げているが、何故ここでMRI(Magneticv Resonance Imaging)なのかというと、理由がある。CTもPETも最近の傾向として「機能イメージング技術」と組み合わせることが多くなっていて、MRIはその中でも重要な手法なのだか。突然に医師からMRIをとりましょう、といわれても何も知らなければ不安なもので、特に交通事故などの緊急で使われるので、いざという時に慌てないためにどういうものか頭にいれておくと慌てない。

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ガンマカメラ−核医学から放射能汚染モニタまで

 病院に行くと「放射線科」がありそこで働く医師を放射線科医と呼ぶ。学会としては放射線医学会がある。放射線源として加速器、X線発生装置、アイソトープなどがあるが、核医学はアイソトープを用いて病気の診断をする医学で、アイソトープを投与した患者の臓器を調べるためにガンマカメラやSPECTを用いる。核医学会は放射線医学会とは独立している。下の写真がガンマカメラで、箱のようにみえているのがPMTアレイでこれを回転して計測すればSPECTになる。

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PET-CTとSPECTについて

 PETとCTの概要については入門編をかいたので、ここでは基本を復習するとともに両者を組み合わせたPET-CTと普及型のSPECTを中心に解説する。病院で聞き慣れない言葉を聞かされると焦るものだが、頭の片隅にあれば落ち着いて対応できるだろう。どちらも最先端の医療機器であるがそれぞれどのような特徴があるのか。

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ペインレス大腸検査 "CT Colonography”(CTC)

 大腸検査といえば内視鏡である。内視鏡検査は「上から」と「下から」があり、前者は胃や食道を対象とするもので正確には「上部内視鏡」と呼ばれる。後者は「大腸内視鏡」と呼ぶ(下の写真)。これらの内視鏡は光学式であり大腸内部を目視してポリープを発見しその場で切除する機能を持っている。

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ガスカウンターの優等生—比例計数管

 気体の電離作用に基づく放射線検出器は核物理の世界では、「ガスカウンター」だが、一般に「ガスカウンター」といえば家庭のガス使用メーターを連想するかもしれない。ガスカウンターのなかで電圧の低い領域で使われるイオンチェンバーについてはかいたので、今回はガスカウンターの中では最も広くX線回折計で使われる比例計数管(Proportional Counter, PC)について説明したい。物質科学の研究者なら毎日使うだろうし、そうでない場合でも大学の学生実験で一度はお世話になった検出器である。

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ホールボデイカウンタ

 福島の事故で被曝の有無を調べて欲しい住民が殺到したが配備数が少なく、ガイガーカウンターのように持ち運びが容易ではないので、当時はパニックを引き起こした。原子炉関係者は入室と退出時にホールボデイカウンタの測定を受け、差が被曝量となる。しかし全ての核崩壊をモニターするわけではないので、日頃から原理と特性を頭にいれておけば慌てなくてすむ。

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