放射線計測

マンモグラフイーとLCD技術

 マンモグラフイーを聞いたことない人でもピンクリボンキャンペーンのロゴを見た方は多いだろう。ピンクリボンキャンペーンは、月に1度の自己検診を推進し、乳癌の早期発見・治療を目指しているNPO法人。早期発見にマンモグラフイー(乳癌の早期発見のために乳房局所的にをX線撮影する手法)を推奨している。

近赤外線による癌治療

 放射線照射による癌治療はサイバーナイフなどの高精度照射、重粒子ビーム照射、照射の処方箋(ソフトウエア)により、癌細胞のみでなく周囲の正常細胞まで巻き込んでしまう問題が軽減されつつある。そこにまたひとつ近赤外線照射で癌細胞のみを殺す「癌細胞必殺」の治療法が加わった。

マイクロCTーX線イメージングPart1

 このコラムのオーサーの中にX線顕微鏡やプラズマX線源の専門家がいるので、スペクトロスコピーが特異な筆者はこれから分担してX線イメージング特集企画を組みたいと考えている。ここではそのためCTの特殊な例として生体試料に成果を挙げているマイクロCT(すなわちCT顕微鏡)についてかく。X線発生源にマイクロフォーカス線源を使うことで、医療用CTの標準的な空間分解能(0.1mm)に対してマイクロCTの空間分解能は1μmと2桁高い。

MRI−被曝の無い生体イメージングPart1

 この記事ではMRIについてPart2で概要、Part3で実際の装置についてかくつもりである。今回はその基礎となる核磁気共鳴について基本的な事柄をまとめてみた。

EHS(電磁波過敏症)とは−WHOファクトシート296(2015)から

 MRIPart2の記事でふれたが、筆者はトンネル型MRI中でわずかであるが、体の内部がかゆくなると同時に身体が熱くなる経験を持った。そのときにこれは磁場効果もしくは電磁波の効果に違いないと思った。そういえば学生の頃に「生体の磁場効果」が真剣に議論されていた。いまでこそ分子磁性体が活発に研究されており、金属蛋白の中でもヘモグロビンやミオグロビンの磁化率は精密に測定されている。(生体への磁場効果は興味あるテーマであるので別記事で取り上げる。)

MRI−被曝の無い生体イメージングPart2

 このコラムではCTやPETなど放射線医療機器をシリーズで取り上げているが、何故ここでMRI(Magneticv Resonance Imaging)なのかというと、理由がある。CTもPETも最近の傾向として「機能イメージング技術」と組み合わせることが多くなっていて、MRIはその中でも重要な手法なのだか。突然に医師からMRIをとりましょう、といわれても何も知らなければ不安なもので、特に交通事故などの緊急で使われるので、いざという時に慌てないためにどういうものか頭にいれておくと慌てない。

ガンマカメラ−核医学から放射能汚染モニタまで

 病院に行くと「放射線科」がありそこで働く医師を放射線科医と呼ぶ。学会としては放射線医学会がある。放射線源として加速器、X線発生装置、アイソトープなどがあるが、核医学はアイソトープを用いて病気の診断をする医学で、アイソトープを投与した患者の臓器を調べるためにガンマカメラやSPECTを用いる。核医学会は放射線医学会とは独立している。下の写真がガンマカメラで、箱のようにみえているのがPMTアレイでこれを回転して計測すればSPECTになる。

PET-CTとSPECTについて

 PETとCTの概要については入門編をかいたので、ここでは基本を復習するとともに両者を組み合わせたPET-CTと普及型のSPECTを中心に解説する。病院で聞き慣れない言葉を聞かされると焦るものだが、頭の片隅にあれば落ち着いて対応できるだろう。どちらも最先端の医療機器であるがそれぞれどのような特徴があるのか。

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