放射線計測

OSL年代測定で世界最古となった中東の地上絵

核種の崩壊でできる同位体を測定する年代測定は放射線の応用分野として広く応用されている。代表的な核種は14Cでベータ崩壊して14Nになる。この方法はCが生体の重要元素であるので有機物の年代測定に威力を発揮する。ここでは詳しく説明しないが、原理は大気中の14Cと同じである生物の14Cは大気を取り込まなくなると14Nが増えるので、同位体比を精密に測定することで生きていた時代を推定できる、というものである。

究極の選択ー胃カメラと胃部レントゲン

 総合健診を診療所で受けると最後の関門が胃部検査だ。レントゲンより情報量の多いCTについて記事をかいたが、胃部レントゲンは現在も健診の被験者を悩ます「苦痛を伴う」検査項目である。

インターネットのエネルギー経済学ーその1 LiFiの将来性

猛暑のきびしかった今年も、原発のない夏が過ぎ去ろうとしている。日中、PCとその周辺機器に囲まれていると、311以降の電力危機でエアコンを政府の推奨する28度設定にしてようものなら、電子機器の熱を肌で感じこれらがエネルギーを無駄に消費しているかを痛感する。電子機器は「ホットエレクトロニクス」で電子の流れによるものであるから、産卵、衝突によってエネルギー損失を必然的に伴う、ことはわかっていても発熱のない「クライオエレクトロニクス」や「スピントロニクス」が置き換わるのはまだ先の話。当分は停電力消費の回路と情報通信に期待するしかない。

音波による細胞分離で癌治療

 

湿潤性癌細胞は血液中を流れていき別の臓器に癌細胞をばらまく転移メカニズムの正体である。このため血流で癌細胞を分離することができれば、治療と並行させて転移を食い止めることができる。最近開発された音波とMicrofluidics技術を活用した新しい手法でそれが可能となった。

超音波エコー

 超音波エコーは先に紹介したマンモグラフイーと併用されて乳癌診断に欠かせない医療機器である。乳癌早期発見に威力を発揮する他、胎児の状態検査でも活躍している。放射線とは関係ないが医療機器としては目標とすべきコンパクト性、被曝のないこと、苦痛のないことなど参考になる点が多い。また乳癌診断ではマンモグラフイーと相補的に使用される、早期発見に欠かせない医療機器でもある。

X線TVについて

 健康診断で年2回の胸部X線レントゲン撮影をした上に、人間ドックでは内視鏡検査と通称「バリウム」という「究極の選択」が待ち受けている。どちらをとっても苦痛は避け難いが、バリウムを選択すればX線TVのお世話になる。X線TVは名前の通り、X線で透視しながらリアルタイムで体内、臓器の動きを観察する機器である。今回は進歩したX線TVについてまとめてみた。この分野でもこの10年の進歩は格別だが、核心部分である被験者の「苦痛」は果たして軽減されたのだろうか。

イメージングプレートについて

 CR型デジタルレントゲン装置では一旦2DX線強度分布をイメージングプレートに記録して、後からでデジタイズする。イメージングプレート(IP)は日本のメーカー(富士フイルム)が世界に先駆けて開発した2DX線検出システムである。

デジタルレントゲン

 病院にある放射線機器で最も汎用なのがレントゲン撮像装置である。最近病院で何か気がつくことはないだろうか。昔はよくみかけた写真フイルムの入った封筒を持ち歩く人を見かけなくなった。

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