相対論的電子と大強度レーザーの衝突実験で量子的放射が検証される

荷電粒子が電場の中で急に減速されたり、進路を曲げられたりした際に発生する電磁波の放射はX線発生装置から放射光源まで幅広い発生装置の現象である。電磁波の放射はローレンツ力の式に補正項を加えることで古典的に記述することができる。

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2Dカルコゲナイドでトリオン検証に成功したMAESTRO

単原子層の作る2D面の特異な物性を解明を目指して、ALS放射光MAESTRO実験で2Dカルコゲナイド(WS2)の電子状態が詳しく調べられた。MAESTROとはMicroscopic and Electronic Structure Observatoryの略で、ARPES計測系を中心としたALSのビームラインに設置されている。MAESTROとは交響楽団の指揮者のことであり。このビームラインでは複数の楽器に見立てた計測系を組み合わせて得られる、多角的な情報をシンフォニーに例えたのだろう。

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LHCがオデロンの検証に成功か

TOTEMコラボレーション(国際共同研究チーム)はパワーアップ後に13TeVというエネルギーフロンテイアをさらに切り開いたLHCはオデロン(Odderon)と呼ばれる新しい準粒子の検証に取り組んでいる。

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オペランド計測で明らかになったCO2還元のメカニズム

地球の環境保護の観点からみて、理想的なエネルギー源となる燃料電池の課題は水素インフラ(水素製造と輸送)整備とされている。一方、水素がインフラが整えば、CO2を還元して化学製品の原料や燃料に転換する水素の第2の使い道がある。再生可能エネルギーを水素に転換すれば電力もCO2削減も同時に可能になる。

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ポストLHCを目指す加速器たち〜これから何を狙うか、何をすべきか

ハドロンコライダーLHCは世界最大の加速器である。世界最高の先端技術を集めた加速器が欧州にあり、国境を越えて粒子が飛び交う加速器は、いわば欧州統一を目指すEUの象徴であり、科学技術の求心力として働いている。日本の研究所の常識をはるかに越える規模で、LHCの広報・教育が徹底している。大人はもちろんLHCを知らない中高生はいないほどである。

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LCLS-IIで超伝導加速空洞の設置が始まる

 2018年1月19日にSLACはlCLS-IIの一部である超伝導加速空洞(クライオモジュール)の最初のユニットを設置した。超伝導加速空洞はフェルミ国立加速器研究所で制作されSLACに運び込まれた。

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エリクソンの哲学に込められた放射光源の持続性とは

筆者はMBAラテイスのパイオニアであるMAXIVの加速器主任(KEKでいえば加速器主幹、SPring-8では光源基礎部門長に当たる)のペドロ・タバレス氏から意外な事実を知ることになった。日本では加速器研究者たちが恐れる(もっともではあるが)、MBAの優れた性能の代償とされるダイナミックアパーチャの狭さについて、意外な説明が聞けたのである。

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超低温中性子源TRIGAのアップグレード

超低温中性子(超冷中性子)とは運動エネルギーの低い中性子のことで、極低温・強磁場中で閉じ込めができる。自由中性子の寿命は15分と考えられているが、実はもっと高い精度で寿命を決定する必要がある。

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