未来のビーム収束技術—ランダウ減衰電子レンズ

LHCの後継加速器として直線加速器型(電子−陽電子衝突)と円形加速器FCC(主に陽子−陽子衝突)が検討されているが、FCCではLHCの持つエネルギーフロンテイアを引き継ぐことになり、欧州の加速器実験の優位性を持続するため実現に向けた動きが活発化している。

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ガンマ線バーストの起源は放射光

テイデ天文台のロボット望遠鏡システム(MASTER-IAC)によって、ガンマ線バーストの謎とされていた起源と宇宙最大規模の爆発後の巨大な粒子流とエネルギーの行方が明らかになりつつある(Troja et al., Nature 547, 425, 2017)。

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X線散乱相関解析でウイルス3D構造決定〜進展する単分子構造解析

バークレイ研究所の研究グループは超高速X線散乱の角度相関によって、非晶質分子の3D構造を再構築することに成功した(Kurta et al., Phys. Rev. Lett. 119, 158102, 2017)。この研究によって非晶質の蛋白質の3D構造解析が可能になり、「生きたまま」の生体分子構造を知ることが可能になると期待されている。

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3GeV光源の期待値とリスク〜放射光の取り組み方に見る米国と日本の違い

3GeV放射光をめぐる見通しの立たない「暗黒時代」がいつ終わるのか筆者には予想もつかない。何度か3GeV放射光の建設をめぐる「もつれ」について、シリーズ記事を書いてきた。詳しい経緯は過去の記事(3GeV放射光のいま〜Society 5.0、量子科学技術、QSTへの流れなど)を参考にしていただくことにして、ここでは放射光ユーザーの期待に関わらず3GeV光源建設が遅々として進まない背景を(米国と比較することで)鮮明にしたい。

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加速器の再利用は究極光源(USR)への近道か〜PEP-X

SPEAR3については記事(放射光の聖地はSSRLなのか〜独自の文化を持つ3GeVリング)を書いた。SPEAR3は日本のPFと並んで、世界で最も長寿を誇るX線光源の一つである。同じく古参の英国のSRS、PF、SPEAR3はいずれも高エネルギー加速器研究所に所属している。DaresburyのSRSはシャットダウンされて、新たな放射光Diamondに引き継がれたが、PFもSPEAR3も後継機の建設がの見通しが立っていない。

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サブサイクル電子ダイナミクスの原子スケール回折イメージング

超高速(短パルス)電子線及びX線回折イメージングにより固体の電荷密度をサブサイクル(注1)原子スケールで調べることが可能になった。これらの回折イメージングをグラフェンに適用すれば光学あるいは電子現象の起源を原子スケールで明らかにできる。ここではグラフェンのミクロな電子流と電荷密度の関係への適用について紹介する(Yakovlev et al., Sci. Rep. 5:14581 (2017))。

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アト秒領域の時間分解光電子分光で発見された光電効果の新現象

アインシュタインの光電子効果の仕事から100年以上経ったが、まだ全てが解明されたとは言えないようだ。超短パルス光照射による光電子放出では奇妙な現象が起きることがわかった。

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ナノクーロン級レーザーウェークフイールド加速器

巨大な加速器建設に財政負担の陰りが見え始めた今日、画期的な解決策として加速器の小型化が模索され始めている。本コラムでは3つの手法について簡単に紹介してあるが、そのうちの一つであるレーザーウエークフイールドに進展があったのでここでその概略を紹介する。

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