原子力/エネルギー

東芝がテキサスに建設する改良型BWR

軽水炉は大きく分けて沸騰水型(BWR)と加圧水型(PWR)がある。福島第一のマークI型原子炉はBWRであるが、BWRの脆弱性を改良した改良型BWR(ABWR)は東芝とGE-日立が販売している。

NY近郊の原子炉で放射能漏れ〜老朽化原子炉リスク

米国の100基を超える原子炉の過半数は稼動後30年以上が経過した老朽機である。しかし老朽機を新規原子炉に置き換えることは住民の反対と(何よりも)新型原子炉のコスト高騰で置き換えができていない。このため30年の設計寿命は50年から60年に延長してしのごうという動きが出ている。

シェールガス減産がエネルギーミックスに与える影響

本コラムではシェールガス・オイルの急激な生産加速が続いている中で、シェールガス・オイル掘削による環境破壊のリスクについて記事を書いた。環境破壊は地震の多発、地下水汚染など顕著になりつつあるものの政府主導の生産増強に投資マネーが加わって、ブームとも言えるシェールガス・オイル生産の急激な増大が起こった。

今も続く福島由来の放射能汚染の報道

米国のAnnual National Conference on Radiation Control(ANCRC)で福島第一事故の後、米国カリフォルニアで採取した大気試料のα線の測定値が福島第一の事故によって一時的にそれまでの1,000倍も増大したという発表があった。

老朽化原子炉の寿命延長のリスク

Greenpeaceが世界中に存在する老朽化原子炉の寿命延長のリスク(Lifetime extension of ageing nuclear power plants: Entering a new era of risk)をまとめた。一部には「環境テロリスト」と揶揄されるGreenpeaceなので、もちろん専門家のまとめた報告書ではあるが反原発よりの立場であると思われる。しかしそれでも当初30年とされてきた原子炉の寿命を40年に延長し、さらに60年に延長しようとする現在、「人類は初めて老朽化原子炉の延命によるリスクの時代に突入しつつある」とする主張は説得力がある。

ITERと別の道を歩む核融合研究

核融合は核分裂と異なり、原子炉のように高レベル放射性廃棄物をださないことから、原子力に代わる代替えエネルギーとして期待されている。また核融合のもうひとつの重要なメリットはプルトニウム製造に結びつくことによる核兵器の製造への道が閉ざされていることもある。

気温データの信憑性について

米航空宇宙局(NASA)と米海洋大気局(NOAA)のデータが気候温暖化の根拠になることが多い。1月20日、両当局は、2015年の世界の平均気温が前年に続き過去最高を更新したと明らかにした。いかにも温暖化のせいだといわんばかりだが、実際には多くの科学者は、気候変動は副因に過ぎず、燃料の使用などの「人間活動」が気温上昇の最も大きな原因とみている。

原子炉事故を警告した日本物理学会の論文

人間の記憶はあてにならない。時間とともに増幅されたり減衰したりして正確さが失われることが多い。筆者は2011年3月11日の午後、関東平野を一望できる福島原発からほぼ100kmの眺めのよい7階のオフイスにいた。突然の地震の驚きはすぐ恐怖に変わった。オフイスが2棟の間に吊り下げられる特殊な構造体であったため、強い横波によって構造体が建物にぶつかる鈍い衝撃音をきいたからである。数分でほぼ全てのファーニチャが倒れた。かろうじて下敷きになることは避けられたが、オフイス構造を吊り下げていたピンが折れて崩落の危険があったそうだ。オフイスが建物にぶつかる衝撃音を聞いて地面を眺めると飛行機で墜落するときにはこんな感じなのかと思ったほどである。富士山が眺望できる展望の代償は高いものについたが、この日の衝撃は増幅されて記憶に残ることとなった。

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