原子力/エネルギー

リスクが高まる原子炉の老朽化と寿命延長

全ての機器・施設には老朽化による寿命が存在する。老朽化とは何かといえば大きく二つに分けられる。一つは機械的な老朽化で、圧力容器の放射線損傷や配管系の劣化、電気配線の劣化、制御システムの電子回路の劣化など、材料・個性部品の機械的劣化である。

技術立国で経済を立て直す中国

中国の不動産バブルは頂点に達している。こぞって株に投資した一般の中国人が不動産に向かったため、林立する住民のいない高層マンションが所狭しと立ち並ぶ都市風景が中国全土に共通に見られる。鬼城と呼ぶ空き家マンションだけではない。日本と桁が違う規模の「箱物」も全土に建設され、農村から都会への大移動も経済の低迷で行き場を失い、排気ガスなど環境汚染と並び社会問題化した中国が新しい指導者でどのように弾けたバブルを処理して立ち直るか世界の注目が集まる。

CO放出と地震の関係

志賀原発の原子炉が直下に活断層を持つことで廃炉になる可能性が高まっている。電力会社は強気の構えだが原子力規制員会の有識者連合は活断層とする解釈で、このままいけば規制員会の新基準をクリアできそうにない。しかし廃炉になれば電力不足となるとともに長年、周辺の雇用と経済を支えてきた原子力の経済効果が消えることの不安が大きくなってきた。

電力危機を救ったモジュール発電機

東日本大震災の時に原子炉が全て停止した際に電力会社はベース電源として温室効果ガス排出には目をつむり、緊急に停止していた火力発電所を稼働して切り抜けたが、それでも不足する電力を緊急に整備する必要があった。火力発電所の建設には時間が足りなかった。そこで東電は緊急に発電施設を整備して切り抜けた。それを引き受けたのがアグレコ(aggreko)という電源リース会社であった。

ビルゲイツが東芝と協力して進めるTWRに中国が資金援助

ビルゲイツは世界一の富豪でビルゲイツ財団を率いて多くのハイテク環境起業を援助している。そのゲイツが最も力を入れているのが自身がオーナーであるテラパワー社である。テラパワー(TerraPower)社はTWR(Traveling Wave Reactor)と呼ばれる聞きなれない名前の小型原子炉を販売することが目的である。

ノーベル賞受賞物理学者が地球温暖化説に反論

江崎玲於奈と共に半導体のトンネル効果で1973年のノーベル物理学賞に輝くノルウエーのアイヴァー・ジェーバー博士が2015年6月のノーベル・フォーラムで地球温暖化説に異議を唱えた。

再稼動した原発について

原子力規制委員会の新基準をクリアして再稼動する原発が相次いでいる。活断層の存在による地震リスクを巡って規制員会有識者会議と電力会社の判断が真っ向から対立する中での再稼動だが、これまで再稼動された原発はどういうものなのか、まとめてみた。

パリ協定のCO2削減は実現できるのか

2015年12月のCOP21に置いて196カ国が参加して締結されたパリ協定は1997年の京都議定書に代わり地球平均気温を2度以下に抑えるとして温室効果ガス削減に途上国を含む全ての加盟国が取り組むことになった。2度以下に抑えるための温室効果ガス排出量規制は毎年1億トンになり、主にCO2の排出量規制と大気からCO2を除去する両面の規制が進められることとなった(P. Williamson, Nature 530 153 (2016))。

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