原子力/エネルギー

太陽光エネルギー利用の最近の話題

全電力を太陽光パネルで得るインドの国際空港

インド北西部は日射が強いことで知られるが、2015年8月にコーチン国際空港が太陽発電で空港電力を賄う世界初のソーラー・エアポートとなった。全部で46,000枚の太陽光パネルを使用して、必要な電力以上の発電量(12MW/日)が得られている。コーチン国際空港は2013年度の旅客数は375万人のインドで三番目に大きい国際空港であるが、太陽光パネルの能力を地道に増大した結果、空港全電力を供給できるようになった。

原子炉建設の現況と将来〜チェルノブイリから30年

1986年のチェルノブイリ事故から30年、福島第一事故から5年後の現在、原子力への見方も大きく様変わりした。隕石衝突の確率より低い統計的安全性を絶対に起こりえない=「確率ゼロ」と解釈し、化石燃料(原油)の枯渇を危惧し、新エネルギーの旗手として、華々しく期待を担ったはずの原子力だった。しかし原子炉工学のアカデミズムまでもが電力会社と政策を前に中立性を失い採算性に目がくらんだ結果、起きるべくして事故は起きた。チェルノブイリの事故はソ連にとって大きな打撃となり体制崩壊を早めたと考えられている。

本当は地球の緑化に寄与していたCO2〜30年間の衛星データで検証

地球温暖化を温室効果ガスだけに帰結するのは単純すぎると考える人は少なくない。科学的な調査報告も一致した見解が出ないままに、排出規制を名目に巨額の税金を課す先進国や、排出権の取引として新興国からお金が巻き上げられていく状況には疑問を感じる。潮流に乗る前に慎重に複雑系としての地球の姿を見極める必要性があるのではないだろうか。

自動運転の公共交通機関〜スマートバス

愛知万博の名残であるリニモは快適な乗り物であることは一度乗れば誰でも理解するだろう。自動運転による静かで滑らかな加速と乗り心地にいつしか、自分の目的地を忘れそうになる。現在、多くの自動車メーカーが競って、EVと自動運転技術を競争的に開発しているので、遠くない将来自動運転の車が公道上を走り回るようになるだろう。

脚光をあびる風力発電のポテンシャル〜英国の躍進

頻発する地震の揺れ加速度は基準値を超えてはいないものの、再稼動に突き進む原発に不安を覚える人が多い。原発の存在意味が「ベース電源」としての安定性と「発電容量と採算性」にあるとして固執するのは時代遅れになりつつある。とりわけ再生可能エネルギーの中で風力発電の潜在能力は(太陽光同様に)ずば抜けている。

災害用電源について〜個人対策の必要性

熊本地震の復旧に時間がかかっている。311同様に地震による停電で復旧作業が遅れ、住民の日常生活に大きな支障となっている。災害地域での電源供給にはデイーゼル発電機を積んだ移動電源車が活躍する。デイーゼル発電機は500kW出力のものが日本原子力発電に納入され、東海第二発電所と敦賀発電所に4代ずつ配備され、非常時には2-3台が並列接続運転するので1,000kWから1,500kWの電力を供給できる。

海洋への放出が検討されるトリチウム

福島第一の汚染水に含まれる核種の中でALPSで除染ができない。経済産業省に設置された汚染水処理対策委員会では、このためトリチウム水タスクフォースを設置して検討を重ねてきた。2015年12月の委員会報告によると、地層注入、海洋放出、水蒸気放出、水素放出、地下埋設の5方式、前処理方式を含めて全11の方法を評価している。

エネルギー問題に出口はあるか

福島第一の事故から5年が経過した今、原発稼働を巡る訴訟で電力会社が逆転判決で勝ち、とうとう原告側に補償を求める騒ぎとなった。推進派は電力会社の停止による損害賠償を武器に、福島をきっかけに起こった脱原発の流れを封じ込めようと必死である。

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