「生命の起源」ついに明らかに?

原始の地球で最初の細胞が誕生した仕組みを明らかにする、新発見がもたらされた。1924年以来、長らく忘れ去られていた進化史上の仮説に再び、注目が集まっている。

 

生命の起源については1924年、ロシアの生化学者アレクサンドル・オパーリンの発表した説が広く支持されている。原始の地球で、大気中の成分から合成された非生物的な有機物がいくつも集まり、海中で「液滴」と呼ばれる形態になる。膜はないものの、袋状の構造をもつ液滴がその後、生命を得て細胞になったというものだ。

しかし、液滴が細胞に至るまで、どのような成長・分裂・増殖の過程を経たのかは、これまで誰も説明できなかった。「膜なくして進化なし」とオパーリンの理論に異議を唱える研究者もいる。化学物質を集めて生命を育むには、脂肪酸の膜が必要不可欠で、膜のない液滴から細胞は発生しないという。

こうした議論に新たな風を吹き込む発見が2016年12月、物理学の国際学術誌『ネイチャー・フィジクス』で発表された。独ドレスデンのマックス・プランク複雑系物理学研究所と同分子細胞生物学・遺伝学研究所のデヴィッド・ツヴィカーと共同研究者による論文がそれだ。液滴が細胞の大きさまで成長したあと、まるで細胞のように分裂する傾向があったという。

 

WIRED

 

海底メタン、4年ぶり産出

経済産業省は4日、愛知、三重両県沖で行っている実験で、次世代エネルギー資源として期待される「メタンハイドレート」を4年ぶりに産出したと発表した。

 

同じ海域で、世界で初めて海底からの産出に成功した前回の実験は、設備トラブルから6日間で生産を打ち切っており、今回は3~4週間程度の継続を目指す。

メタンハイドレートは、高圧・低温状態で天然ガスの主成分であるメタンが水と結合した物質。「燃える氷」とも呼ばれる。

地球深部探査船「ちきゅう」は、水深約1000メートルの海底を300メートル以上掘った地層でメタンハイドレートを分解し、ガスを採取。4日午前、船上でガスの燃焼が始まった。

 

時事通信

 

第一原発3号機透視調査開始

東京電力は2日、福島第一原発3号機の原子炉内の溶融燃料(燃料デブリ)の状態や位置などを把握するため、物質を通り抜ける性質を持つ宇宙線の一種「ミュー粒子」を使った透視調査を開始した。デブリ取り出しの手法絞り込みに役立てたい考えだ。
ミュー粒子はほとんどの物質をすり抜ける一方、燃料デブリなど密度の高い物質にぶつかると吸収されたり方向が変化したりする。このため、ミュー粒子を観測できる測定装置を使うと、原子炉内部をエックス線写真のように透かして見ることができる。
東電は1号機で平成27年2月から、2号機で28年3月から数カ月かけて透視調査を実施した。測定データを分析したところ、2号機では圧力容器の底に燃料デブリとみられる物質の黒い影が確認された。
3号機では汚染水の中を移動する遠隔操作ロボットで、格納容器の底にたまったデブリを直接調べる準備が進んでいる。

 

福島民報

がん抑える化合物発見

九州大学生体防御医学研究所の福井宣規教授や東京大、理化学研究所などのチームが難治性がんについて、がん細胞の生存や転移に重要な役割をしているタンパク質を突き止め、この働きを阻止する化合物を見つけたと発表した。数年内に治療薬の開発を目指す。2日付の米科学誌セル・リポーツ電子版に論文を掲載した。

チームが研究対象としたのは、変異したがん遺伝子をもつがん。変異遺伝子は膵臓(すいぞう)がんのほとんどや、大腸がんの約5割で見られるなど、がん全体の3分の1で確認されている。有効な治療薬は開発されておらず、難治性とされる。

これまで、変異遺伝子をもつがんの増殖や転移は、細胞の形態変化を促す分子「RAC」の活性化が原因であることが分かっていた。しかし性質上、RACを直接コントロールする薬の開発が難しいことから、RACを活性化させている分子を見つけ出すことが課題だった。

福井教授らは、RACに関係する多数の分子のうち、「DOCK1」というタンパク質に注目。DOCK1を発現しないよう遺伝子操作したところ、がん細胞の周辺組織への浸潤や、細胞外からの栄養源の取り込み活動が低下し、がん細胞の生存度が落ちたという。

 

西日本新聞

 

福島第一原発の燃料デブリ取り出しへ、新除去技術

■レーザー加工+ウオータージェット技術

日本原子力研究開発機構(以下、原子力機構)などは2017年4月、福島第一原子力発電所の廃炉作業において、溶けた核燃料(燃料デブリ)の取り出し工程に適用可能な除去技術を発表した。レーザー加工とウオータージェットを組み合わせた技術となる。

 

廃炉作業では放射性物質の放出抑制を行いつつ遠隔操作で燃料デブリなどにアクセスし、取り出し可能な大きさに加工して、安全に取り出すことが要求されている。これまでレーザー切断で取り出し可能な大きさに加工すること、ノズルから噴出する超高圧水を対象物に衝突させることで切断するウオータージェット切断などが提案されてきた。

レーザー加工はレーザー光の照射によって対象物を加熱溶融し、その部分をガスジェットで吹き飛ばすことで切断する方法だ。機械的な工法と比較すると切断時に対象物に与える力が小さいことから、土台となる装置に強く固定する構造を必要としない。

照射装置が受ける反力も小さいことから、照射装置自体に高い剛性を必要としないのが特徴である。そのため狭い部分に侵入可能なさまざまな遠隔装置との結合が容易となるが、加工時に大量のアシストガスを必要とし、放射性ダストの回収法や粉じんが外部に飛散しないように負圧管理をするなど、作業環境の保持が課題となっているという。

ウオータージェット切断は冷却性の高さから対象物への熱影響が小さく、水が加工に伴う粉じんを取り込む性質により、大気へ粉じんが飛び散ることを抑えられる。しかし硬くて粘りのある材料には、加工能力を上げるために水と研磨材を混合させる必要があり、研磨材が汚染して発生する余分な放射性物質の処理が課題となっていた。

■金属の除去性能が高いパルスウオータージェット

そこで原子力機構と日立GEニュークリア・エナジー、スギノマシンの研究グループは、各技術の強みを生かすためにレーザー光とウオータージェットの組み合わせを提案し、基礎試験を通じて加工性の高い組み合わせ法を発見した。炉内構造物や燃料デブリなどを想定した「はつり除去加工*)」の実証実験を行い、高い有用性を確認したとする。

*)はつり除去加工:レーザー光を熱源として材料表面を溶融させ、ガスや水のジェットによって排出させることで表面を削る。対象物の厚みに依存しない除去加工が可能であり、発生した粉じんの回収も容易のため、燃料デブリの取り出しにおける有用な加工方法の1つと考えられているという。

具体的にはステンレス鋼(SUS304)試料表面にファイバーレーザー光を照射し、同時に斜め上方向から連続してウオータージェットを噴射させて穴あけ試験を実施。ハイスピードカメラを用いて、穴あけ時のレーザーにより金属の溶けている部分が除かれていく様子を観察した。レーザー照射により生じた溶融部が塊となって穴の縁に連続的に堆積し、照射終了後は穴の縁に再凝固して試料に固く付着することが確認できたという。ウオータージェットによって、溶融時に冷却効果が働いたためと考えられる。

断続的に噴射(パルスウオータージェット)すると、溶融部に衝突してウオータージェットとともに溶融金属の塊が吹き飛ぶ様子を観測。パルスウオータージェットを用いることでウオータージェットの冷却効果や、レーザー光の水への吸収などによる溶融の阻害が抑制され、照射後に溶融部が試料に付着する状況が観測されなくなった。

パルスウオータージェット使用時の試料金属の除去量は、連続的に照射するよりも上回っていたことも分かったとする。つまりレーザー光とパルスウオータージェットを併用することにより、金属の除去性能が高まることが示された。

 

スマートジャパン

 

 

 

 

気象庁が国際原子力機関に粗い放射性物質拡散予測

原子力発電所で放射能漏れ事故がおきた場合、放射能は上空の風に運ばれ世界中をかけめぐって地上に落下します。

チェルノブイリ原子力発電所

昭和61年4月26日にウクライナ(当時はソビエト連邦)のチェルノブイリ原子力発電所が爆発事故を起こし、多量の放射性物質がヨーロッパに、そして全世界に広がっています。

このときの放射能の広がり方は、当時の上空の風の状況によって説明できます。放射性物質は、27日から28日に吹いていた強い南風によって北へ広がり、その後、西風によって広がっています。

もし、上空の風が変わっていれば、放射能による被害の状況は全く違つたものになっています。

 

チェルノブイリ事故の2年前の昭和59年、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(スピーディ、SPEEDI)が作られています。

これは、昭和53年にアメリカのスリーマイル島の原子力発電所事故をきっかけとし、原子力施設が事故をおこし、大量の放射性物質が放出された時の災害対策として、気象状態や地形などのデータを入力し、どのくらいの放射能がどこに到達するのかということを予測し、防災対策をとって被害を最小限にすることを試みです。

 

東日本大震災ではスピーディの予報は発表されなかった

平成23年3月11日に発生した東日本大震災による福島第一原子力発電所事故では、スピーディの計算が行われていましたが、原子炉から出る放射性物質の正確な量がわからないということから、試算であるとして公表されることがありませんでした。

 

饒村曜 気象予報士

 

 

 

高浜4号機、5月再稼働=3号機は6月

関西電力は25日、高浜原発3、4号機(福井県高浜町)を再稼働させる方針を同県に伝えた。

4号機は5月中旬、3号機は6月上旬に原子炉を起動する予定。2基とも核燃料の一部にウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を使用し、プルサーマル発電を実施する。

関電の岩根茂樹社長が同日、県庁で西川一誠知事と面談し、方針を伝えた。終了後、西川知事は記者団に「運転開始の手続きを取っていただくということで良いかと思う」と述べ、了承する考えを示した。

関電によると、自主点検が完了した4号機から、再稼働に向けた作業に取り掛かる。原子炉への核燃料搬入は4号機が4月下旬、3号機が5月中旬の予定。原子炉を起動した後、4号機は5月下旬、3号機は6月上旬の発電・送電開始を計画している。営業運転は4号機が6月中旬、3号機は7月上旬の見込み。

 

時事通信

 

ゼロ・エミッションの切り札になるか?トヨタの燃料電池ユニットを大型トラックに搭載した実証実験がスタート

ゼロ・エミッション(排ガスの有毒物質をゼロにする)流れは、大気汚染に苦しんだアメリカ・カリフォルニアがトレンドを生んでいます。そのカリフォルニア州の港湾における環境対策の一つとして、トヨタのFC(燃料電池)技術が使われることになりました。

2017年夏から始まる実証実験で、市販FCV「MIRAI」のFCスタック(発電機)2基と12kWhの駆動用バッテリーを搭載した大型トラックが運用されると発表されたのです。

 

Carview

 

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