洋上風力発電船、太平洋を福島沖

2011年度に始まった「福島復興・浮体式洋上ウィンドファーム実証研究事業」は、3基の風力発電設備と1基の変電設備をすべて浮体式で建設する世界で初めてのプロジェクトである。最後の4基目になる発電能力5MW(メガワット)の開発が遅れていたが、ようやく福島沖の現場に設置できる段階を迎えた。

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「ふくしま浜風」と名づけた5MWの洋上風力発電設備は兵庫県の淡路島沖で風車の搭載作業を6月いっぱいで完了。7月2日(土)の午前8時30分に福島沖に向けて曳航を開始した。風車の回転直径は126メートルもあり、最高到達点は水面から150メートルになる。風車の下は「アドバンストスパー」と呼ぶ六角形の浮体構造物が支えている。

淡路島沖を出航した洋上風力発電設備は太平洋上を東へ、3~4ノット(時速5~7キロメートル程度)のゆっくりした速度で航行中だ。予定通り進むと8日(金)の早朝には茨城県の沖合を通過して、昼過ぎには福島県の小名浜沖、そして夜の10時30分に設置現場に到着する。

すでに福島沖で運転中の3基のうち、最初の2基は東京湾で組み立てて福島沖まで曳航した。3基目の7MWは長崎県で浮体を製造して、小名浜港まで曳航してから風車を搭載する方法をとった。4基目の「ふくしま浜風」は風車を搭載した状態で最長の距離を現場まで曳航する。前方に3隻、後方に1隻の合計4隻で曳航しながら、周辺にも3隻の警戒船を配置する体制だ。

2016年内に試運転開始へ

 

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