このコラムは我々の身にふりかかる危機への対処についての記事を集めたものです。しかし書店に並ぶサバイバルに関する書籍にあるような無人島やジャ ングルで生き延びるために役立つ知識でも、ネットに氾濫する放射線予防知識を集めたものでもありません。

ここでいう緊急の知識とは予想外の事象に面してもパニックにならず、冷静に判断して最良を選択できる心構え(Preparedness)と道具 (Gear)の準備ということです。現代のサバイバルとは無人島やジャングルで孤軍奮闘して生き抜くことではないのです。このカテゴリーではそれらを紹介し生き延びるヒントを提供していきます。

同時多発テロなど、我々が体験する可能性のある危機リスクは、ジャングルに取り残されるという古典的シナリオに比べてはるかに高くまた身近になって来ています。

予想される危機を日頃から頭において心と道具の準備をいま始めましょう。緊急時の対応は頭の片隅においてあっても、きっととっさの役にたつでしょう。自分のことは自分で守るのです。

被爆から身を守るには(その1)-甲状腺癌から守るヨウ素

ヨウ素(原子番号z=52)は、2原子分子でF、Cl、Brと同族でBrより上の周期に属する反応性に富んだ元素である。普段はヨウ素澱粉反応や消毒液として比較的身近な元素である。チェルノブイリ原子力発電所の事故では、建物が破壊されたため大量の放射性同位体である131Iが大気中に放出された。このとき住民にはヨウ化カリウムが渡されて以来、原子炉事故では周辺に配られることが多い。いったいどのような効果があるのだろう。131Iの半減期は短いので2-3カ月が勝負である。素早い対応でなんとかなるのだ。

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