ダメージコントロール

 普段から心がけていると思いがけない危機から逃れるか、ダメージを少なくすることができる。これまでの筆者の経験と教えられてきた事例をもとに、ヒントとなることを期待して書き出してみる。


情報機器の弱点-バッテリー切れ
 スマホは実に電力を消費する。GPS機能ONでブラウザ使いまくっているとあっという間にバッテリを消費する。USBからの充電では1.5V, 1Aをフルに使っても時間がかかり、急速充電ができないと途方にくれるシチューエーションがある。そういうときに限って重要な用件でメール待ちとかに陥る。そこで活躍するのが携帯バッテリーである。日本では定番のCheero Power PLUSが10000mAhの容量で人気がある。筆者はANKERのあえて2nd gnerationを使っているが、こちらは12000mAh、USB出力が3系統同時出力で、そのなかの1個が急速充電ができるインテリジェント出力である。空港でも探せばPCユーザーが集まっているので、コンセント付きソファはすぐ見つかる。分岐コンセントをみせればすぐ分けてもらえるだろう。携帯バッテリーではUSBポートが充電になっている場合が多いので、250V対応のUSB ACアダプタも携行しよう。


 これが一番の問題だ。メキシコシテイの水を飲むと確率100%で下痢をするといわれる。中国の汚染水には重金属イオンが含まれている。停電で断水だが給水車が来ない。近くに川があり風呂場には水はあるがどうすればよいか。水フイルターは超ハイテク技術で半導体産業を背景に進歩が著しい。それを使わない手はない。米国ではもっとも普及している0.2ミクロンフイルターにフッ素除去システムと銀イオン殺菌システムが加わったBERKEYと0.1ミクロンだが殺菌作用のないSAWYERSが双璧である。細かいことをいえばバクテリア対策にはBERKEYがよさそうである。一般家庭でも普段使っていて緊急時に雨水や川の水を濾過して飲料水とする。最近では国内で0.08ミクロンフイルターもあるようである。一部の農家では雨水をためて農作物に利用するシステムを構築しているようだ。水フイルターは緊急時の飲料水確保に一役買うことは間違いない。

銃弾から身を守る
 銃弾は水平に飛んでくるが、銃に不慣れな場合、反動で銃口が上を向くので実際には水平方向より上向きになることが多い。なので、近くに銃声を聞いたら瞬間的に、はらばいになろう。これで流れ弾にあたることはだいぶ防げる。TUMIバッグは重く高価だが銃弾が貫通できない素材でできている。とっさのときに防弾チョッキとまではいかなくとも、少なくとも刃物を振り回す暴漢にはTUMIバッグを振り回せば頑丈な金具が当たれば相当なダメージを与える。筆者がTUMIバッグを離さないのはいざという瞬間に身を守るためである。

 加速器も粒子が光速に近い速度で飛んでくる銃器のようなものであるが、トンネルに取り残されたとき、どうするか。緊急ボタンを押せば加速の高圧が落ちることはわかっていても、近くに緊急ボタンがみつからずにいるうちに、ライナック入射アナウンスがあったらどうするか。これも同じようにうつぶせで体を低くすることが第一に必要だ。加速器の高さは1200-1350mm程度なので、強力なガンマ線をまともにくらうことは避けられる。どうしても緊急ボタンがみつからないときは、真空ゲージに一撃を加えれば真空アラームで自動的にシャットダウンされる。この手は最終手段である。

車の盲点-停止とドア
 車を運転する場合にも身にふりかかる危険がある。車は(停止すれば弱いので)米国ではよほどのことがない限り、停止して後続車の妨げになってはいけない。日本ではドアを閉めてから発車するまでの時間が長いが、これは運が悪ければ命取りになる。ドアが閉まってから数秒で発車するのが襲われる確率を下げるのだ。できたらキーを差し込む(スターターボタンを押す)。パーキングブレーキをはずしてギアをドライブにいれる、後方をミラーで確認、そしてGO、の動作をセットでリズムよく3-4秒でこなすのがよい。

 駐車場でエンジンをかけたまま、(ドアロックせずに)化粧したり、携帯かけたり、何かに気をとられていれば格好の餌食になる。特に照明の暗い駐車場ではやむをえず停車する時間が長くなるのならヘッドライトをつけよう。それだけで警戒態勢にある、というメッセージになる。なお怪しい人間が近ずいてきたらドアロックしてウインドウをあけてはならない。

スリ、置き引きから身を守る
 欧州におけるこの手の活動はジプシー活動と関連が深い。たとえばローマでのスリ、置き引き遭遇率はきわめて高い。まず旅行者はショルダーバッグをたすきがけにしなくてはいけない。ただし最後まで抵抗するにはもちろん腕力も必要だ。小排気量のオートバイが後ろから近づいてきたら、ショルダーバッグは道路と反対側にかけなおそう。スクーターは音が小さいので神経を使う。店に入った際にバゲッジは常に手元におかないといけない。テルミニ駅の近くのバールには用心が必要だ。親切そうな店の主人が奥に保管してあげる、といってきたら丁寧に断らないといけない。人通りが激しい場所で駐車しても車の座席に見えるのはとってくれという張り紙と同じ。トノカバーで隠すと今度はよほど貴重品がある、とみられる。地下鉄とバス。これが怖い。基本的にスリや暴漢に対しては、壁を背にすると相手の行動がわかるので対処する余裕が持てる。

 

エボラウイルスから身を守る

 エボラウイルスに感染し、症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に直接、皮膚が触れて感染する。患者に接する際には防護服を着用する必要があることはもちろんであるが、防護服を脱ぐ際にも表面にふれないように細心の注意が必要となる。防護服は内部が高温になるので体力を消耗し脱ぐ時には気が緩みがちになる。医師に感染者が多くみられるのは防護服を脱ぐ際の感染とみられる。

 接触によりウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。一般的に、症状のない患者からは感染しない、また空気感染はない、とされるが、空気感染の可能性もあることが指摘されている。

症状としては2~21日(通常7日程度)の症状のない期間があった後、発熱、頭痛、筋肉痛、のどの痛みをおこす。それに続いて嘔吐、下痢や内臓機能の低下がみられ、さらに進行すると身体のいろいろな部分から出血し、死に至ることが多い。新しいWHO情報を調べて刻々変化する脅威に冷静に向き合う必要がある。

 

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