海外メデイアが日本に起こる大地震を警告

東北大地震が記憶から薄れた5年後、熊本地震で地震リスクを思い知らされたが一体、次はどこなのだろうか、またどのくらいの規模で、被害はどうなるか誰でも気になる。しかし海外のメデイアが日本に大地震が近いという警告記事を掲載している。次に起きる大地震というのはM8.0-9.0と予想されている南海トラフ地震である。

 

政府は2013年に南海トラフ地震の最悪シナリオを想定し、注意を呼びかけている。これもまるで起こることを予見したかのようだが、それには理由がある。南海トラフ地震は海溝型地震として起きると考えられており、10mを越える高さの大津波が太平洋沿岸を襲う。

熊本地震はM7.3の内陸型地震が接近して起きたため、短周期型の振動を受けた数千家屋が倒壊し死者49名を出した。南海トラフでは東京が受ける被害は想像もつかない。地震による人的被害と建物破壊でGDP40%が集中する東海地域に壊滅的な打撃を与える。救助と復旧で財政負担が急激に増えれば東京発世界恐慌の危機を見越しての警告ととれる。

日本には4つのプレートの境界に位置するための地震リスクは古くからあった。海溝型地震は東北大震災の宮城沖が代表的であるが、2つの地震がほぼ同時に起きたことで被害が拡大した。1箇所で地震で近くの活断層が影響を受けて眠りから目をさますことが怖い。

 

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Source: Finantial Times

 

南海トラフは上の図のように3区域に分けられる。南海トラフはは100-150年周期で大地震が起きていたが、東海区域だけがおよそ158年間の間、地震が起きていない。つまりエネルギーが放出の機会を待っている、というのが警告の背景にある。

3区域が同時に地震を発生すれば相乗効果でM9.0、東海区域のみではM8.0と予測されている。政府発表の最終的なリスクはではM8.0以上が20年以内に起きる確率は50%、30年以内では70%、100年では90%となる。

 

南米エクアドルは5月18日にM6.7、19日にはM6.8の地震が観測された。太平洋がリングオブファイヤーと呼ばれるプレート境界によって囲まれており、地震・火山の活動が近年増加していることについては別記事を参照されたい。

リング・オブ・ファイヤーと地震の関係

 

地震対策は一気にやればコストがかかるので、常日頃から弱点を補強していく姿勢が必要だが、そのためには再び「コンクリート」への転換が必要となる。しかしこれは結局人を救うことになるので「人のためのコンクリート」ということができるだろう。米国のインフラが末期的症状なのがトランプ人気のひとつである。国外派兵より自国のインフラ整備に税金を使え、というのはまともな意見である。日本が得意な「コンクリート政策」でも人の命が救え、亡国の危機がなくなる目的なら国民に支持されるだろう。それにも増して重要なのは国民が「自分で自分の身を守る」という意識ではないだろうか。

 

 

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