写真撮影テクニック教えます〜デジカメ撮影のワンポイント・アドバイス

スマートフォンの普及で高画質の写真が手軽に撮れるようになってきましたが、カメラ専用機とスマートフォンなどについているカメラと何が違うのか疑問に持たれている人も多いかと思います。初心者を対象にしてここではワンポイント・アドバイスを紹介したいと思います。撮影に出かける前に読んでいただければ幸いです。

 

画像素子について知っておくべきこと

一番の違いは画像素子の大きさです。ミラーレスを含む一眼レフカメラの画像素子は44X33mmの中判カメラ、35mmフィルムに相当する26X24mmのフルサイズと一般的に普及している23X15mmのAPS-Cとパナソニックやオリンパスが使用しているフォーサーズ企画の17.3X13mmに対し、iPhone7は1/2.3型と呼ばれる8.8x6.6mmす(注:メーカーによって上記サイズは多少前後します)。

画素数が同じであれば、画像素子が大きくなれば1画素の面積が大きくなるため、受光量が増えることからざらざらとしたノイズが少ない写真が撮れます。また、一眼レフタイプのカメラはレンズを交換することで焦点距離の違う画像が撮れますが、スマートフォンではトリミングなどにより拡大(デジタルズーム)するしかありません。

ただしスマートフォンは自動でシャッタースピードや絞りを決めてくれるため、簡単に写真が撮れるメリットはありますが、遠近感を出すために絞りを解放にして背景をぼかす、高速で移動する物に対してはシャッタースピードを落としてダイナミック感を出すなどの意図した写真を撮るのには不向です。一般的には、焦点深度を深く(広範囲)してピントが合っていない状態を回避するようにプログラムされています。

 

移動する対象を撮影するには

飛行機や車など移動しているものを撮る場合にダイナミック感を出すテクニックとして流し撮りという手法があり、このテクニックについて解説します。

移動しているものでも、シャッタースピードを速くすると止まっているように映ります。たとえば、ヘリコプターやプロペラ機のプロペラも1/1000秒など高速でシャッターを切ると止まって写りますが、1/30秒などのシャッタースピードで移すと残像が記録され回っている状況が撮影できます。ただ、本体が移動しているので定速でシャッターを切ると被写体ぶれと言って本体もブレた写真になってしまいます。そこでファインダーの一点に機体本体を動かない様にして追尾すると、背景も流れるので流し撮りというテクニックになります。

流し撮りの場合、シャッタースピードを1/15~1/60ぐらいに固定して撮影します。この場合、ISOと絞りは自動にしておきます。

以下、写真は機体が止まっている写真と流し撮りの比較です。

スライト1 copy copy copy copy copy

静止した写真(誘導灯が点光源として写る)

 

スライト2

シャッタースピード1/20 F2.8で撮影(誘導灯の軌跡の長さはシャッタースピードを航空機のスピードで変わります)

背景などの光源の流れが大きいと、どこで撮影しているかわからないためシャッタースピードを1/30 にして撮影すると背景が東京ゲートブリッジであることがわかります。

スライト3

夜間撮影では当然ISOが高くなり、ノイズが出やすい状態になります。また、明るいレンズでないとAFが合わないことも多くなります。F4.0などの比較的暗いレンズであれば、AFではなく、ピントをマニュアルで固定して撮影すると良いのと、今回は羽田第二ターミナルから撮影しましたが、羽田空港であれば、第一・国際線ターミナルであると照明が多く明るいため撮影しやすいと思います。シャッタースピードを定速にすると疾走感が出る反面、被写体がブレて撮れることが多くなり、シャッタースピードを上げると、ブレが少なくなる反面疾走感が低くなります。

1枚目の写真にあるように航空機にもビルと同じようにアンコリジョンライトという赤色灯が点滅しています。点滅間隔はある程度一定ですが、秒間10コマのような連射機能の高いカメラであれば比較的容易ですが、今回使用したカメラを含め、秒間5コマ程度のカメラであると意図して狙わないと撮影できません。色々なシチュエーションを考えながら撮影するのも楽しいかと思います。(尾翼先端には右側が緑、左側が赤のライトが点灯していますが、上空で航空機がどちらを向いているか確認するための照明です)

 

スライト4

 

羽田空港で注意すべき点

なお、羽田空港ではフェンスとしてワイヤーが張られています。こじ開けてレンズをワイヤーの間から突き出して撮影する人も見かけますが、そのような行為は絶対にやめてください。上記のようなことをすると、擦れたり金属疲労などで劣化が早まり、切れたりすると非常に危険ですので、絶対にやめてください。鉄格子状になっている空港では一部、格子が大きくなっているところがあり、この部分は写真を撮る人用につられている部分です。

ワイヤーを写らなくする方法としてはF値を小さくして撮影(絞り解放)で撮ることです。これは焦点深度が絞り解放で薄く(小さく)なるため、手前にあるワイヤーに焦点が合わない状態になるからです。

 

 

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